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リンパ浮腫におけるBiotubeを用いた新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K10031
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

北山 晋也  横浜市立大学, 医学部, 講師 (30714258)

研究分担者 鍵本 慎太郎  公益財団法人がん研究会, 有明病院, 副医長 (10737480)
矢吹 雄一郎  横浜市立大学, 医学研究科, 客員講師 (30610357)
前川 二郎  横浜市立大学, 医学研究科, 客員教授 (70244449)
三上 太郎  横浜市立大学, 医学研究科, 客員准教授 (90315804)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードlymphedema / biotube / microsurgery / regenerative medicine
研究開始時の研究の概要

リンパ浮腫は進行しリンパ管が不可逆的に変性すると難治性となり有効な治療法がない。本
研究は、生体で作成した脈管様組織「biotube」を用いて、新たなリンパ管を再生・創出し、
リンパ浮腫に対する根治的な治療法を開発することを目的としたものである。具体的には、
①ラット皮下でbiotubeを作成し、それを②顕微鏡下にリンパ管と吻合することで、その機能
と長期的な変化を解析する。また③biotube内に培養したリンパ管内皮細胞を移植し、長期開
存性の向上や長尺Graftの作成を目指す。

研究成果の概要

生体内で反応性に生成される管状構造物(Biotube)を利用して血管やリンパ管などの再生に応用し、新しい治療方法を開発することを目標として、Biotubeに関する基礎的な研究を行った。ラットの体内で3種類の太さのBiotubeを作成してラットの静脈に移植する実験を行い、想定通りの太さのtubeが生成されること、移植後も開存し静脈の代わりとして機能していること、太さによって特性が異なること、tube内腔の細胞構造が血管様に変化していることなどが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、動脈より口径が小さく流量が少ない静脈やリンパ管に対してもBiotubeが応用可能であることが示唆された。静脈やリンパ管に対するBiotubeの応用は本研究以前には報告が少なく、新しい知見として学術的な意義がある。また静脈やリンパ管の機能廃絶を背景とする疾患は未だ非常に難治であり、Biotubeを用いた新しい脈管再生治療が発展し、新しい治療オプションとなれば社会的な意義も大きいと考えられる。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Biotubeを用いた小口径静脈の再生に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      矢吹雄一郎、玉野井慶彦、足立英子、鍵本慎太郎、北山晋也、前川二郎
    • 学会等名
      第28回日本形成外科学会基礎学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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