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Runx2とWnt Signalingによる骨芽細胞分化・機能制御の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K10056
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

永野 健一  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (60834348)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード骨代謝 / 骨芽細胞 / 骨形態計測 / Wnt Signaling / Runx2 / 骨芽細胞分化 / β-catenin
研究開始時の研究の概要

骨代謝機構の異常は骨の脆弱化を招き、健康破綻の誘因となる。骨代謝機構の維持を司る骨芽細胞は健康の維持に直接寄与していると言えるが、成熟骨芽細胞の詳細な分化・機能制御メカニズムは未解明であった。本研究では骨芽細胞分化の必須因子であるRunx2と情報伝達系Wnt Signalingの古典的経路に着目し、これらによる分化と機能制御メカニズムの解明を目指す。方法として、Runx2または古典的経路の必須因子β-cateninを骨芽細胞特異的に欠失させたマウスを作出し、解析を行う。さらに両者を同時欠失させたマウスを作出・解析し、これらの連関と骨代謝制御機構への関与を明らかにする。

研究成果の概要

骨代謝機構は骨形成を司る骨芽細胞と骨吸収を司る破骨細胞により厳密に制御されており、その破綻は骨関連疾患の誘因となる。本研究の目的は、骨芽細胞分化に必須とされる転写因子Runx2と情報伝達系Wnt Signalingの古典的経路の必須因子β-cateninに着目し、これらの連関による骨代謝制御機構の解明を目指すことである。骨芽細胞特異的遺伝子欠損マウスを用いた解析により、過去の研究とは異なり、β-cateninの欠失が骨芽細胞及び破骨細胞の増加を誘導し、結果として骨量減少を惹起することが明らかとなった。本成果から、β-cateninによる未知のメカニズムが骨代謝制御に関与することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、Wnt signalingの骨代謝における役割、特に骨芽細胞分化において、これまでの報告とは異なる未知のメカニズムが存在することが示唆された。骨代謝機構はその破綻が骨関連疾患へ直結しており、疾患の治療や予防を達成するためには骨代謝機構の包括的理解が必要であるが、未解明な点が多く残されている。本研究で得られた成果はその一端を明らかにするものであり、未知のメカニズムの解明を目指す新たな学術的展開が期待される。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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