研究課題/領域番号 |
19K10060
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
友村 美根子 明海大学, 保健医療学部, 教授 (30217559)
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研究分担者 |
友村 明人 明海大学, 歯学部, 名誉教授 (60188810)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ゲラ二ルゲラニオール / 炎症 / 糖尿病 / 骨吸収 / 骨粗鬆症 / ゲラニルゲラニオール / リウマチ / 卵巣摘出マウス / 骨形成 / 骨代謝疾患 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はゲラニルゲラニオールが破骨細胞の分化を抑制し、骨芽細胞の分化を促進する仕組みと、骨粗鬆症や関節リウマチなどの骨吸収が進んだ疾患モデルマウスを用いて、ゲラニルゲラニオールの治療有効性とその作用機序について解明する。
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研究実績の概要 |
糖尿病において慢性炎症が常態化して骨が脆弱となり骨粗鬆症の要因となることが知られている。ゲラ二ルゲラ二オール(GGOH)は一部の癌細胞に対して抗がん作用を持つことが報告されている。癌細胞の代謝は慢性炎症状態と類似する点が多い。そこでGGOHの作用機序を解明する目的で、今回は扁平上皮癌細胞増殖におけるグルコースとGGOHの影響について検討した。 口腔扁平上皮癌細胞はHSC-2細胞を用いた。イーグル基礎培地 (MEMα)の標準グルコース濃度(1,000mg/L:5.6 mM)にグルコースを添加し、中間グルコース濃度(2,000 mg/L: 11 mM)、高濃度グルコース濃度(4,500 mg/L: 25 mM)のMEMα培地を作製した。10%ウシ胎児血清を含む各MEMα培地でのHSC-2細胞増殖におけるGGOHの抑制効果を検討した。細胞増殖はGGOH添加48時間後でcell counting kit-8で行った。 それぞれのグルコース濃度におけるHSC-2細胞の増殖はあまり変わらなかった。GGOHを添加すると濃度依存的に増殖が抑制された。グルコース1,000mg/L濃度では50μMのGGOHの添加で約43%、2,000mg/L濃度では27%,4,000mg/L濃度では13%の細胞増殖抑制が観察され、GGOHによる癌細胞増殖抑制効果が高グルコース添加によって減弱することがわかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
・遠隔での実験研究(保健医療学部は実験設備が不十分で、遠隔地にある歯学部で行っているため) ・コロナ禍での物品や試薬の納品の遅れ
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今後の研究の推進方策 |
・骨組織を構成する骨芽細胞、骨細胞、破骨細胞を高濃度のグルコースで培養し、細胞増殖性,分化マーカー等を指標にしてGGOHの効果を検討する。 ・ICRマウスにストレプトゾドシンを投与してⅠ型糖尿病モデルマウスを作成する。GGOH投与による骨組織の形態学的・生化学的効果を検討する。
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