研究課題/領域番号 |
19K10082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
矢野 貴人 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (40239827)
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研究分担者 |
福井 健二 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (00466038)
石井 誠志 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (10247851)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | バイオフィルム / ストレプトコッカス / クオラムセンシング / 口腔内細菌 |
研究開始時の研究の概要 |
ストレプトコッカス属細菌は口腔内の常在菌であるが、血中に侵入すると人工弁・弁膜症患者において感染性心内膜炎を引き起こす。これはバイオフィルムによる慢性・難治性感染症の典型例であり、抗生物質による治療は不可能で外科的な弁置換術が必要となる。 ストレプトコッカス属細菌においてバイオフィルム形成の開始シグナルの産生と細胞外への輸送に関与するタンパク質がComAである。本研究では、ComAの全長タンパク質の機能・構造解析を行う。また、全長タンパク質を用いて、より有効なバイオフィルム形成阻害剤の開発も行う。
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研究成果の概要 |
ストレプトコッカス属細菌は口腔内の常在菌であるが、血中に入るとバイオフィルム形成による慢性・難治性感染症を引き起こす。ストレプトコッカス属細菌においてバイオフィルム形成の開始シグナルの産生と細胞外への輸送に関与するタンパク質がComAである。 ストレプトコッカス属細菌の全長ComAタンパク質をコムギ胚芽抽出物を用いたin vitro膜タンパク質発現系により合成した。得られた全長ComAタンパク質のペプチダーゼ活性とATPase活性の測定とそれらの共役を、各々の基質と阻害剤を用いて解析した。また、ペプチダーゼ阻害剤による全長タンパク質に対する阻害活性と細菌のバイオフィルム形成阻害活性を比較した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストレプトコッカス属細菌は口腔内の常在菌であるが、血中に侵入すると人工弁・弁膜症患者において感染性心内膜炎を引き起こす。これはバイオフィルムによる慢性・難治性感染症の典型例であり、抗生物質による治療は不可能で外科的な弁置換術が必要となる。 ストレプトコッカス属細菌においてバイオフィルム形成の開始シグナルの産生と細胞外への輸送に関与するタンパク質がComAである。したがって、ComAタンパク質はストレプトコッカス属細菌のバイオフィルム形成阻害剤のターゲットとして最適である。本研究はその阻害剤開発を目指したComAタンパク質の解析の第一歩となるものである。
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