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発生学的知見と上皮間葉組織病態を応用した新たな歯原性嚢胞の病理診断方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K10100
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関愛知学院大学

研究代表者

前田 初彦  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (30175591)

研究分担者 吉田 和加  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10513210)
杉田 好彦  愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (20367618)
久保 勝俊  愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (60329604)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード歯原性嚢胞 / 病理診断 / 上皮間葉転換 / 口腔組織発生 / 組織アレイ / サイトケラチン / 免疫染色
研究開始時の研究の概要

歯原性嚢胞は、口腔領域で発生頻度が高い疾患である。嚢胞の病理組織学的所見は類似しており、また、二次的に炎症を伴うことが多く日常病理診断に苦渋することが多い。これまでに、歯原性嚢胞の病理診断にサイトケラチンの発現を用いた報告があるが、最適な手法は、未だ判明していない。
本研究は、発生学的知見と上皮間葉組織病態を応用して、歯原性嚢胞のサイトケラチン発現、上皮間葉転換、上皮増殖因子、結合組織への浸潤、遺伝子変異を相補的に検索して、歯原性嚢胞の簡便で信頼性の高い実践的な免疫染色を用いた病理診断方法を開発することを目指している。この病理診断方法により、歯原性嚢胞の治療に大きく寄与する。

研究成果の概要

歯原性嚢胞の病理組織学的所見は類似しており、また、二次的に炎症を伴うことが多く日常の病理診断に苦渋することが多い。本研究は、発生学的知見と上皮間葉組織病態を応用して歯原性嚢胞の簡便で信頼性の高い実践的な免疫染色を用いた病理診断方法を開発することを目指した。その結果、CK-13、CK-17、Ki-67、EGFR、Gli-2、Loricrinの免疫染色を組み合わせて行うことが、病理診断において歯原性角化嚢胞とその他の歯原性嚢胞を区別できる最適な免疫染色の組み合わせであることが判明した。この病理診断方法は、歯原性嚢胞の治療に大きく寄与する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

顎骨内嚢胞の治療において、歯原性角化嚢胞は再発率が高いことが問題であり、歯原性角化嚢胞との鑑別を正確におこなうことが重要である。しかし、歯原性嚢胞の裏装上皮は病理組織学所見が類似しており、二次的な炎症を伴った場合の正確な病理診断は極めて難しい。本研究では、歯原性嚢胞の簡便で信頼性の高い実践的な病理診断方法を開発することを目指している。この病理診断方法により、日常の歯原性嚢胞の診断・治療に大きく寄与し、ひいては国民の健康維持および医療費の負担軽減につながる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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