研究課題/領域番号 |
19K10118
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
|
研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
井上 孝 東京歯科大学, 歯学部, 特任教授 (20125008)
|
研究分担者 |
國分 克寿 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (90535808)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 開放創 / 閉鎖創 / 接着性レジン / 人工タンパク質 / 再生 / 付着上皮 / 4METAレジン / 歯肉上皮 / RDGモチーフ / 口腔粘膜 / 4META-MMA-TBB レジン / 粘膜上皮 / ハイドロキシアパタイト / アプタマー / PG菌 / RGDモチーフ / エナメル質接着アプタマー / 軟組織ハイブリッド層 / 人工タンパク / エナメル質接着タンパク / 付着上皮再生 |
研究開始時の研究の概要 |
硬組織のエナメル質と軟組織の口腔粘膜上皮の間を生理的に封鎖し「閉鎖創環境」を作る。まず、接着性レジンを用いて、エナメル質と歯肉口腔粘膜上皮の暫間的に封鎖状態を作製する。この暫間的封鎖状態の間に、エナメル質と歯肉口腔粘膜上皮の間に付着上皮を再生させる。その為に、エナメル質に特異的に結合するアミノ酸配列(Enamel Binding Peptide:EBP)を検索し、既に開発されている口腔粘膜上皮細胞にインテグリンを介し特異的に結合するRGD配列(細胞接着活性配列:アミノ酸Arg-Gly-Asp配列)を含む人工タ ンパク質を創製し、付着上皮の再生を起こさせ、生理的閉鎖環境を再現させる。
|
研究成果の概要 |
本研究では、開放創である歯周病の病態を閉鎖創にする目的で、人工タンパクと接着性レジン(SB)を用いてを計画した。本計画を成功させるために、試験管内および小動物を用いて研究を重ね、その結果、最終的にエナメル質と歯肉を生物学的接合を得るまでの期間、保護的に接着性レジンを用い、人工タンパク質の応用が臨床的に有用な歯周治療となることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病は局所的病態のみならず、歯周病原菌が血流に乗り全身諸臓器・組織に様々な病態を発生させることが明らかになっている。しかし、今までの治療は歯周病の治療に専念し、エナメル質と付着上皮が解離し、開放創になっているという点に着目した研究はほとんどなかった。本研究では、接着性レジンと人工タンパク質を用いて、治療により閉鎖創を目指す鉾本的な治療法である。その結果、未病の予防のみならず、医療費削減にも貢献することは間違いない。
|