研究課題/領域番号 |
19K10119
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
|
研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
青山 典生 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (30611024)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 歯周病 / 血管内皮細胞 / 循環器疾患 / 感染 / 炎症 / ペリオドンタルメディシン / 血管内皮機能 / 食事 / 生活習慣 / 咀嚼機能 / 血管内皮 |
研究開始時の研究の概要 |
歯周病と循環器疾患の関連が示されています。しかし、歯周病が循環器疾患を悪化させるのか、それともただ単に歯周病になりやすい人が循環器疾患にもなりやすいのか、詳しいことはわかっていません。これまでのわれわれの研究結果から、血管を構成する要素のひとつである血管内皮細胞の機能が悪くなることで、歯周病の患者さんは循環器疾患を発症しやすい可能性がわかってきました。この点に着目して、さらに研究を進めていきます。
|
研究成果の概要 |
歯周病が細菌感染および全身炎症を惹起し、血管内皮細胞の機能に影響することで、特に血管疾患の発症や進行につながるのではないかという仮説を立案した。この仮説を検証するため、本研究の目的は、末梢血管疾患患者と健常者とにおいて歯周病や全身炎症の状態を比較することとした。本研究の被験者として、複数の医療機関において、健常者と末梢血管疾患患者をリクルートした。血管内皮機能の検査、および歯周病検査を実施した。血管内皮機能が高い被験者と低い被験者において歯周病を含む口腔の状態を比較したところ、血管内皮機能が悪化した群では歯の動揺度が増加していることがわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病と循環器疾患の関連が知られているが、歯周病治療によって循環器疾患が抑制できるかについてはわかっていない。そこで我々は血管内皮細胞に着目し、歯周病との関連を調査した。歯周病と循環器疾患とが関連する理由がわかれば、治療のターゲットとして制御することにより、歯周病の管理が最終的に循環器疾患予防につながる可能性があり、多くの循環器疾患患者および生活習慣病を有する予備軍の人たちの健康に対して、大きな利益が得られる。
|