研究課題/領域番号 |
19K10122
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
|
研究機関 | 太成学院大学 |
研究代表者 |
大浦 清 太成学院大学, 看護学部, 教授 (20131378)
|
研究分担者 |
山本 まりこ (河井まりこ / 河井 まりこ) 関西女子短期大学, その他部局等, 教授 (40379839)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 歯槽骨 / 再生 / 遺伝子治療 / プラスミドベクター / BMP-2 / 歯周組織 / 歯周病 / 歯槽骨再生 / 骨形成因子(BMP) |
研究開始時の研究の概要 |
骨形成因子( Bone Morphogenetic Protein: 以下BMP)は強力な骨誘導能を有するものの、有効に臨床応用されていないのが現状である。そこで、われわれはBMP-2/7を遺伝子の状態で歯周組織へ導入し、BMP-2/7ヘテロダイマーによる歯周組織における歯槽骨再生を促す。さらに、RANKL結合ペプチドとの併用により、形成歯槽骨の制御を目指す。これらの歯槽骨再生法における安全性確立のために遺伝子導入から歯槽骨再生過程の細胞動態を明らかにする。以上により、臨床応用の実現可能な低侵襲性新規歯槽骨再生治療法の開発を行う。
|
研究成果の概要 |
現在外科的治療のみである歯槽骨再生治療に新たな治療システムとして安全、簡便な低侵襲性歯槽骨再生治療法を開発することを目的として、具体的に以下の目標を立てて研究を遂行した。1)一度失われた歯槽骨は自己再生されないことから、強力な骨誘導能を有するBone Morphogenetic Protein:BMPを安全かつ効率的に歯周組織に作用させ、歯槽骨再生を促す。2)開発したBMP遺伝子発現システム(非ウイルス性BMP発現ベクターとin vivo electroporationとの併用)を歯周組織で適用し、歯槽骨再生治療法として確立させる。3)安全性を確立するため、局所ならびに全身への影響を解析する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病が単なる加齢現象でなく、歯周病菌による炎症という病態が明らかになったものの、その治療法は十分ではない。それ故、本研究によって、外科的処置を伴わない歯槽骨再生治療が開発されることは歯科医療における革新と発展へ大きく寄与する可能性がある。また、本研究による低侵襲性骨再生法は歯槽骨といった口腔領域に関わらず、整形外科領域での骨再建法や骨折治療への応用が可能である。
|