研究課題/領域番号 |
19K10146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
吉羽 永子 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (10323974)
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研究分担者 |
吉羽 邦彦 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30220718)
大倉 直人 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (00547573)
枝並 直樹 新潟大学, 医歯学系, 助教 (80804567)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ヒト歯髄 / 創傷治癒 / マクロファージ / シュワン細胞 / ラミニン / リンパ管 / ラミニンアイソフォーム / インテグリン / M2型マクロファージ / CD163 / 歯髄 / う蝕 |
研究開始時の研究の概要 |
免疫機能の中心的役割を担うマクロファージは, 歯髄の創傷治癒でも重要な役割をしていることが示されてきた。さらに, ヒト歯髄はラット歯髄と異なり,M2型のマクロファージは常に神経系のシュワン細胞と共在する特徴を有することが, 申請者らのこれまでの研究で明らかとなっている。 本研究では,in vivoにおいてヒト歯髄の様々な病態や創傷治癒過程におけるM2マクロファージの動態をシュワン細胞との関連性から解析し,in vitroでその相互依存のメカニズムについて検討する。本研究の遂行により,小動物とは異なるヒト歯髄の特徴に新たな知見が加わり,より効果的な「歯髄保存・再生治療法」の開発に関与できる。
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研究成果の概要 |
免疫機能の中心的役割を担っているマクロファージには、機能的に異なる性質を持つ2つのタイプがあることが知られている。すなわちM1型マクロファージと称される炎症を促進するものと,その反対にM2型マクロファージという炎症を抑制し組織の修復に働くタイプのものである。本研究では,ヒト歯髄組織におけるマクロファージの特にM2型の動態について解析したところ,シュワン細胞がM2型の誘導に大きく関与していることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト歯髄組織を用い,小動物とは異なるマクロファージの動態の解明に繋がった。CD163陽性M2型マクロファーは,常にシュワン細胞と共在し,神経線維保護機能や痛みのコントローへの関与が示唆された。また,マクロファージの表現型は細胞外基質の影響を受けていることが明らかとなった。一方,長年に渡り論争の的となってきた歯髄リンパ管の存在は,ラミニン-332を応用することでその存在が明らかとなり,今後のリンパ管研究に新たな展開が生まれた。
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