研究課題/領域番号 |
19K10164
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小柳 達郎 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 非常勤講師 (70632173)
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研究分担者 |
佐藤 博紀 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (10804586)
芝 多佳彦 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (90802306)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インプラント周囲炎 / 歯周炎 / 細菌叢解析 / 歯周治療 / 次世代シーケンサー / メタ16S解析 / ゲノム解析 / メタ16S解析 / メタゲノム解析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は治療が難しいとされているインプラント周囲炎の原因究明と新規診断・治療法である。インプラント周囲炎・歯周炎が存在する患者の口腔内から、各疾患罹患部位のプラークを採取し、メタトランスクリプトーム解析により歯周炎・イ ンプラント周囲炎それぞれで活動性の高い細菌種と機能遺伝子を網羅的に調べる。治療の前後でこれらのデータを比較し細菌学的見地から疾患の原因究明と新規診断治療法の開発を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、インプラント周囲炎治療の細菌叢と治療効果の相関を調べることで新規細菌学的診断方法の確立を目指した。そして治療介入により細菌種組成が健康な状態に近づくことを確認した。特に歯周病関連細菌Porphyromonas属が減少し、Streptococcus属が増加する傾向が明らかとなった。このPorphyromonas/Streptococcus比は治療効果や予後を予測する新指標となり得る。本研究は新たな診断・治療プロトコールの開発へと繋がる重要な成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、インプラント周囲炎治療の細菌叢変化と治療効果の間の関連性を明らかにした。特に、PorphyromonasとStreptococcusの比率が重要な指標であることを確認し、これはインプラント周囲炎の新たな診断方法となり得ると考えている。この研究結果は、細菌学的な手法を用いて診断をや治療効果を判断し、適切な介入を効果的に行うことを可能にすることで、患者の生活の質の向上に寄与することができる。
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