研究課題/領域番号 |
19K10174
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
|
研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
笠原 正貴 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (30328265)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 再生医療 / ドラッグデリバリーシステム / 低酸素応答 / 足場 / 組織再生 / 唾液腺組織 / 再生療法 / 局所適用 |
研究開始時の研究の概要 |
唾液腺は再生力が弱く、病的障害や外科的傷害を受けた唾液腺は通常、萎縮もしくは消失する過程をたどる。本研究では、1)足場として顎下腺損傷部位に適用した atelocollagen/gelatin sponge (ACG)の組織再生に及ぼす影響、2)ACG に担持させたPHD阻害薬が顎下腺の創傷治癒に及ぼす影響、3)ACGに播種した低酸素応答幹細胞が顎下腺の創傷治癒に及ぼす影響について研究を行う。
|
研究成果の概要 |
唾液腺の再生医療を行うにあたり、薬物や低酸素応答幹細胞を局所適用する足場となる atelocollagen/gelatin sponge(ACG)の薬物担持能力と形態保持能力を高めるために、熱架橋と非熱架橋の有無が、これらの因子にどのような影響を及ぼすのかを検討した。熱架橋により薬物担持能力の向上、形態維持能力の向上が認められたため、この成果をDental Materials Journal に投稿し、公表された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全身投与の薬物は、全身に作用を及ぼし、時に有害な作用を引き起こす可能性がある。一方、治療したい局所に薬物や幹細胞を適用する方法は、治療効果を高めるとともに、生体に及ぼす有害作用を軽減することができる。今回は治療効果を高めるために、足場としてのatelocollagen/gelatin spongeを、熱架橋により薬物担持能力の向上、形態維持能力の向上が認められた。このことは治療の効果を高めることにつながる。
|