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骨カップリング因子として働く骨基質中のTGF-βの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K10176
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関鶴見大学

研究代表者

唐木田 丈夫  鶴見大学, 歯学部, 准教授 (40367305)

研究分担者 山越 康雄  鶴見大学, 歯学部, 教授 (20182470)
山本 竜司  鶴見大学, 歯学部, 講師 (20410053)
斉藤 まり  鶴見大学, 歯学部, 助教 (60739332)
大熊 理紗子 (千葉 理紗子)  鶴見大学, 歯学部, 学部助手 (50804887)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードTGF-β / カップリング / 破骨細胞 / 骨吸収 / 骨細胞 / 骨芽細胞 / リモデリング
研究開始時の研究の概要

骨組織では破骨細胞が古い骨を溶解する骨吸収と、骨芽細胞が新しい骨を作る骨形成が行われているが、どのようなメカニズムで両者のバランスをとり正常な骨量を維持されているか明らかではない。本研究では骨組織に蓄積されているTGF-βに着目し、細胞培養系を用いて、骨吸収の際に放出・活性化されたTGF-βが破骨細胞に及ぼす影響を検討する。最終的にTGF-βがどのように骨量のバランス維持に関与しているか明らかにする。

研究成果の概要

骨基質中に潜在型で蓄えられ骨吸収によって放出・活性化されるTGF-βは、骨吸収と骨形成のバランスをとるカップリング因子としての働きが期待される。我々は細胞培養系を用いて、放出されたTGF-βが破骨細胞分化と骨吸収を促進することを示した。一方でTGF-βを添加した破骨細胞の培養上清は骨芽細胞分化を促進し、骨細胞のカップリング因子の産生に影響することが示された。この結果から、TGF-βは破骨細胞を介して間接的にカップリング機構に作用することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

古いカップリング機構の概念は、骨芽細胞と破骨細胞がそれぞれのカップリング因子によって互いの活動量を調節し合うものであった。本研究では骨基質のTGF-βが破骨細胞に作用し、続いて骨芽細胞、骨細胞に影響するという複雑なカップリング機構の存在を示唆している。我々は骨カップリング機構の理解が骨粗鬆症や歯周病などの骨疾患に対する治療法開発の一助になると考える。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 骨吸収によるTGF-βが破骨細胞へ与える影響2022

    • 著者名/発表者名
      大熊理紗子、唐木田丈夫、山越康雄
    • 学会等名
      第64回歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 破骨細胞の骨吸収に及ぼすTGF-βの影響2021

    • 著者名/発表者名
      唐木田丈夫、大熊理紗子、山越康雄
    • 学会等名
      第63回歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 骨吸収が破骨細胞へ与える影響について2020

    • 著者名/発表者名
      大熊理紗子、唐木田丈夫、山越康雄
    • 学会等名
      第62回歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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