研究課題/領域番号 |
19K10178
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
馬場 俊輔 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40275227)
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研究分担者 |
岡村 友玄 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (10567473)
橋本 典也 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20228430)
本津 茂樹 近畿大学, 生物理工学部, 研究員 (40157102)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | Er:YAG レーザーデポジション法 / ハイドロキシアパタイト / Er:YAG レーザー / Er:YAGレーザー / エルビウムYAGレーザー |
研究開始時の研究の概要 |
未だ治療法が確立されていないインプラント周囲炎の治療は、Er:YAGレーザーを用いたチタン表面および骨欠損部の両方を同時にデブライドメントすることが有効であることが報告されている。そこで、Er:YAGレーザー光で歯質の主成分であるハイドロキシアパタイト(HAp)を、口腔内でチタンインプラント上に直接堆積できる口腔内Er:YAGレーザーデポジション(PLD)を発案した。本研究ではインプラント周囲炎に対する治療法の確立を目指し、in vitroとin vivo実験データを収集する。
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研究成果の概要 |
歯質の切削や歯石除去に使用される Er:YAG レーザーの蒸散機序を HAp 薄膜形成技術に応用できないかと考え Er:YAG-PLD 法を開発した.そこで本研究では,純チタン金属表面への HAp 成膜技術の簡易化を目指し,純チタン金属板およびスクリューに Er:YAG レーザーを使用した HApコーティングが,インプラント埋入周囲組織に与える影響を,in vitro, in vivo両面から比較・検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果より,Er:YAGレーザーを使用することによって,従来の方法より簡易に純チタン金属表面へのHAp 成膜が可能であることが明らかとなった.また,Er:YAG レーザーにより HAp を純チタン金属にコーティングすることによって,インプラント埋入周囲組織の硬組織分化誘導能および新生骨の形成を向上させることが,in vitro, in vivo両面から明らかとなった.本成果では新規のインプラント周囲炎に対する治療法に繋がる可能性を秘めており社会的意義は高い.
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