研究課題/領域番号 |
19K10183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 日本大学 (2020-2022) 東京医科歯科大学 (2019) |
研究代表者 |
阿部 成宏 日本大学, 医学部, 助教 (00510364)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 幹細胞 / 歯原性上皮細胞 / 歯原性間葉細胞 / オルガノイド / 歯の再生 / 顎口腔組織由来幹細胞 / 歯髄幹細胞 / 歯根膜幹細胞 / 口腔粘膜幹細胞 / 顎口腔組織 / 分化 / 再構築 |
研究開始時の研究の概要 |
智歯抜歯の際に採取した組織からヒト顎口腔領域由来の幹細胞(歯髄、歯根膜、口腔粘膜由来の神経堤幹細胞ならびに歯原性上皮幹細胞)を今までわれわれが行ってきた幹細胞学的手法により、単離し、性状解析を行うことで幹細胞特性を明らかにする。 再生医療においては、単独の組織幹細胞のみでは再生能力に限界がある。そこで、幹細胞を組み合わせることで再生誘導組織がどのようになるのか比較検討する。そのため、各々の幹細胞の適切な組み合わせ法と分化誘導法と移植法の確立することで、オルガノイド試験管内器官再構築法を見出し、第3世代顎口腔領域の幹細胞研究および再生医療の可能性を確立することを本研究の目的とする。
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研究成果の概要 |
ヒト根未完成歯抜歯の際に歯原性細胞を単離することができる。代表者は、ヒト根未完成歯抜歯時に歯嚢、歯乳頭および歯根膜を採取し、幹細胞生物学的に解析を行った。歯嚢組織由来上皮細胞の培養が可能であった。間葉系組織である歯髄および歯根膜においては、容易に培養が可能で神経堤幹細胞様特性を保持し、組織特異的マーカーを見出した。歯原性上皮ならびに間葉組織由来の細胞からスフェアーを形成し、再構築するオルガノイド培養法を検討した。各種オルガノイド培養法を改良し、見出した培養法においてマトリゲルにて包埋後に浮遊培養を行うことで長期培養が可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
同一患者から採取した歯乳頭、歯根膜および口腔粘膜由来の多能性細胞の幹細胞特性の違いを初めて報告した。また、今まで未知であった発生段階の歯根形成中の歯の組織特異的分子マーカーとしてCD24およびCD56を同定した。このことは、将来の歯原性間葉組織を区別するためのマーカーとなることが示唆される。 さらに、今後は、分子細胞生物学的にこの培養法を改良していく必要があるが、代表者が開発した培養法においてヒト歯原性細胞からなるオルガノイド(アッセンブロイド)を長期間培養することが可能であり、将来の歯の再生におけるオルガノイド培養法において一歩を踏み出すことに成功したと考えている。
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