研究課題/領域番号 |
19K10198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
川田 哲男 東北大学, 歯学研究科, 大学院非常勤講師 (80292225)
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研究分担者 |
小山 重人 東北大学, 大学病院, 准教授 (10225089)
依田 信裕 東北大学, 大学病院, 講師 (20451601)
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30178644)
相田 潤 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80463777)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 歯科インプラント / 骨リモデリング / 有限要素解析 / コーンビームCT / インプラント |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,インプラント補綴治療を受けた患者に対し,補綴直後,補綴1年後,2年後に歯科用コーンビームCT撮影を実施し,CT画像解析からインプラント周囲骨の経時的変化を実測する.さらに,CTデータベースの有限要素解析モデルを構築し,顎骨内のメカニカルストレス分布を算出することで,実際の経時的骨変化との関連を検証する.加えて,患者の臨床データ調査をもとに,経時的骨変化を制御しうる患者の生体力学的背景因子を解析する. 以上より,補綴治療後におけるインプラント周囲骨の長期安定性,良好な治療アウトカム獲得に必要な患者およびインプラント補綴装置の生体力学因子を明らかにすることを目指す.
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研究成果の概要 |
本研究は,歯科用コーンビームCT(CBCT)画像から上部構造装着後1年間におけるインプラント周囲骨の3次元的変化を解析し,その変化に影響を与える因子について探索した.下顎臼歯部単歯欠損に対して埋入されたインプラント15本(13名)を対象とした. CBCT撮影は上部構造装着時と装着から平均12.5カ月後の2回施行した.両CBCT画像は3次元的に重ね合わせ,インプラント体の頬側骨部の1年間の骨量変化を算出した.頬側骨量変化は多くの場合インプラントプラットフォーム付近で認められた.重回帰分析の結果,クラウン/インプラント(C/I)比が大きいことが頬側骨量の増加に有意に影響した(p < 0.05).
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科インプラント治療において,長期的に良好な治療結果を得るためには,インプラントを支持するための骨が健全に保全されていることが重要である.インプラント周囲骨は細菌感染を原因とするインプラント周囲炎に加え,過度な力が加わることにより周囲骨にダメージが生じることが知られている.本研究結果は,このインプラント周囲骨を健全に保つために必要な力学的な要件,特に治療計画段階における歯槽骨の形態や密度に関する条件を把握する一助となるものであり,歯科インプラント治療の成功のみならず,術前診断支援システムの開発の発展に対しても大きく貢献する.
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