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誤嚥性肺炎患者の経口摂取可否を客観的に診断するための科学的根拠の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K10207
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関藤田医科大学 (2021-2022)
広島大学 (2019-2020)

研究代表者

吉田 光由  藤田医科大学, 医学部, 教授 (50284211)

研究分担者 丸山 真理子  広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (80613041)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード誤嚥性肺炎 / 嚥下造影検査 / 要介護高齢者 / がん患者 / ミールラウンド / NST / 嚥下内視鏡検査 / 摂食機能評価 / 高齢者 / 摂食嚥下障害 / 誤嚥 / 医療介護関連肺炎
研究開始時の研究の概要

日本呼吸器学会の成人肺炎診療ガイドラインでは、易反復性の誤嚥性肺炎のリスクがある場合は積極的な治療を行わず、個人の意思やQOLを考慮した治療やケアを実施することを提言している。しかしながら、どのような状態で経口摂取を継続すると誤嚥性肺炎を繰り返すことになるのかについては、これまでまったく明らかとされていない。そこで今回、医療介護関連肺炎により誤嚥性肺炎になった患者の嚥下機能評価を通じて、経口摂取を継続させた者と経口摂取を中断した者の全身状態ならびに摂食嚥下機能を明らかにすることで、「口から食べられない」ことを客観的に評価するためのガイドラインの構築を目指すこととした。

研究成果の概要

本研究では、研究代表者が診療支援を実施している介護療養型医療施設を対象に、長期入院中で主治医より経口摂取中止についての診断依頼を受けた寝たきり患者66名(男性35名、女性31名、平均年齢92.3歳)に対して実施した嚥下造影検査の結果から、経口摂取中止の判断基準として最も重視している点について検討した。その結果、年齢や性別、背景疾患に関わらず、誤嚥と嚥下反射遅延が認められる場合に、経口摂取を中止と診断した場合が多いことが示され、適切な環境設定のもと適切な検査を実施すれば、嚥下造影検査は、経口摂取中止をすべきかどうかの客観的な判断基準となりえることを明らかとした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本呼吸器学会の成人肺炎診療ガイドラインでは、易反復性の誤嚥性肺炎のリスクがある場合は積極的な治療を行わず、個人の意思やQOLを考慮した治療やケアを実施することを提言している。しかしながら、どのような状態で経口摂取を継続すると誤嚥性肺炎を繰り返すことになるのかについては明らかとされていない。本研究結果は、このような終末期の患者では、年齢や性別、背景疾患に関わらず、誤嚥と嚥下反射遅延が認められる場合に、経口摂取を中止と診断した場合が多いことが示され、適切な環境設定のもと適切な検査を実施すれば、嚥下造影検査は、経口摂取中止をすべきかどうかの客観的な判断基準となりえることを明らかとした。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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