研究課題/領域番号 |
19K10214
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
舞田 健夫 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (40229282)
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研究分担者 |
會田 英紀 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (10301011)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 歯学 / 生体材料 / インプラント / 骨粗鬆症 / 骨吸収抑制薬 / 光機能化処理 / 光機能化 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国において、人口高齢化に伴い骨粗鬆症の患者は年々増加しており、おおよそ1,300万人と推測されている。ビスフォスフォネート系薬剤(以下、BP製剤)は骨吸収抑制作用を有することから、骨粗鬆症を始めとする様々な骨代謝疾患に対する治療薬として非常に多く用いられている。一方で、BP製剤の服用はインプラント治療のリスク因子とされている。本研究は光機能化技術を臨床応用することでオッセオインテグレーションの獲得と維持に対するリスクを軽減することを目指すものであり、得られた研究成果は国民に安心安全なインプラント治療を提供することにもつながり、高齢者の生活の質を向上させることが期待される。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、骨吸収抑制薬の投与や卵巣摘出などにより、全身の骨代謝能が低下したラットモデルにおけるインプラントの光機能化処理の有効性を調べることである。卵巣摘出ラットにおける押し込み試験、マイクロCT解析、組織学的観察の結果により、全身の骨代謝能が低下した動物モデルに対して、インプラントの光機能化処理が有効であることが確認できた。本研究の成果より、全身の骨代謝能が低下した患者の治療成績を向上させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨吸収抑制薬の投与や骨粗鬆症の罹患はインプラント治療におけるリスクファクターとされている。本研究の遂行により、全身の骨代謝能が低下したラットにおける光機能化処理の有効性が示されることから、骨吸収抑制薬の投与や骨粗鬆症罹患患者のインプラント治療成績を向上させる可能性がある。
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