研究課題/領域番号 |
19K10223
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
昆 はるか 新潟大学, 医歯学総合研究科, 非常勤研究員 (40447636)
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研究分担者 |
堀 一浩 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70379080)
林 豊彦 新潟大学, 自然科学系, フェロー (40126446)
早崎 治明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60238095)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 訪問歯科診療 / 姿勢 / 身体的負担 |
研究開始時の研究の概要 |
訪問歯科診療時には,昇降機能やリクライニングのない車椅子を用いることが多い.したがって,訪問歯科診療時では患者も術者も無理な姿勢を強いられ治療時の負担が大きく,この負担を軽減する方策が必要とされている.患者の頭部が安定すると患者も術者も身体的負担が小さいことが経験的に言われているが,これらは定量的に評価されておらず,その安全性についても明らかになっていない. 本研究の目的は,患者と術者が訪問歯科診療時に経験する身体的負担を筋活動や3D動作解析を用いて評価し,患者と術者双方の身体的負担を軽減する診療条件(負担軽減方策)を得ることである.
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研究成果の概要 |
訪問歯科診療を想定し車椅子で歯科診療を行うと、患者と術者がどのような姿勢を示すか明らかにし、これらから、患者と 術者、両者に負担が少ない診療条件を調べることを本研究の目的とした。訪問診療を想定した種々の診療条件を設け、三次元動作解析装置を用いて診療時の姿勢を記録し、各診療条件の姿勢を比較した。患者は、安頭台が無いと頭部後屈が大きく、頭部を支える頭頸部の筋が常に活動し続ける必要があるため、安頭台の使用が診療時の負担を軽減できる可能性が示唆された。一方、術者は座位と比較して車椅子上の患者を立位で診療する場合、体幹の前屈角度と上腕の挙上角度が大きいため、身体的負担が大きいことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、歯科医院に通院出来ない高齢者のための訪問歯科診療の割合は増加している。しかし、訪問歯科診療時には、リクライニングのない車椅子を用いることが多いため,患者も術者も長時間不自然な姿勢を強いられ、どのように負担を軽減するかは喫緊の課題となっている。本研究は動作解析の手法を用い、補助具(安頭台)やポジショニングの条件で姿勢を比較した。患者は安頭台の使用時に頭部後屈が少なく、術者は立位診療で体幹前屈角度や上腕の挙上角度が大きいことが示された。車椅子診療を行う際には、患者に安頭台を用いると負担軽減につながる可能性がある。
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