研究課題/領域番号 |
19K10238
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
三上 紗季 北海道大学, 大学病院, 助教 (70704477)
|
研究分担者 |
後藤田 章人 北海道大学, 大学病院, 講師 (70466465)
山口 泰彦 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (90200617)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | ブラキシズム / 睡眠 / 筋電図 / PSG / ウェアラブル筋電計 / 咬筋 / PSG / 日間変動 |
研究開始時の研究の概要 |
ブラキシズムは,歯ぎしりやくいしばりに特徴づけられる反復的な顎筋の活動であり,歯科領域の様々な疾患のリスクファクターの可能性が考えられている.ブラキシズムの客観的な診断法として,咀嚼筋の筋電図検査があるが,睡眠研究室での宿泊検査では,慣れない環境や複雑なセンサ等の影響で,普段のブラキシズムの発現状態とは異なる結果となる可能性がある.本研究では,睡眠研究室での検査とウェアラブル筋電計を用いた自宅検査でのブラキシズムの発現頻度の比較,さらに,ブラキシズム発現に影響を与える要因(測定環境,計測機器,測定日数)について検証する.
|
研究実績の概要 |
ブラキシズムは,歯ぎしりやくいしばりに特徴づけられる反復的な顎筋の活動であり,睡眠 時ブラキシズムの客観的な診断法としては,咀嚼筋の筋電図検査があるが,睡眠研究室で行われる宿泊検査では,慣れない測定環境や複雑なセンサ装着の影響で,普段のブラキシズムの発現状態とは異なる結果となる可能性がある. 本研究では,睡眠研究室での宿泊検査と自宅での無拘束での測定が可能なウェアラブル筋電計を用いた検査でのブラキシズム発現頻度を比較解析する.また,検査時の測定環境や計測機器条件の違いによるブラキシズムの発現頻度や睡眠状態の解析を行うことにより,ブラキシズム活動に影響を与える要因を検証することを目的とするものである. 2021年度までに行った予備測定によって確立した測定手技を用いて,被験者1人につき自宅3日間,睡眠研究室3日間の睡眠検査を実施しており,2022年度では測定人数を増やす予定であったが,コロナウィルスの感染状況を踏まえ,流行が収束してから本格的な測定を開始する判断をした.そのため予定していた十分な人数の測定が行えていないが,これまでの結果からは,睡眠研究室での測定では,自宅でのウェアラブル筋電計による測定と比較し,ブラキシズムの発現頻度が少なくなる傾向が認められている. 2023年度では,被験者の測定人数を増やし,測定環境や計測機器条件などの要因とブラキシズムの発現頻度の関連について検討を加える予定である.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
測定手技の確立,予備測定は順調に行われ,本測定のデータ収集も開始しているところではあるが,新型コロナウィルスの感染リスクを考慮し,睡眠研究室での宿泊検査を延期していたため,当初予定していた人数のデータ収集ができておらず進捗状況は遅れている状態である.
|
今後の研究の推進方策 |
2023年度は,新たに被験者募集を行い,これまで確立した測定手技を用いて,データ収集と解析を進めていく予定である.
|