研究課題/領域番号 |
19K10250
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
バラネザハド 有礼左 (バラネザハド アリレザ) 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (00608870)
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研究分担者 |
渡邊 郁哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00274671)
尾立 哲郎 長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (70513167)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | implant / zirconia / bioactivity / vioactivity / Implant / Zirconia / Bioactivity / インプラント / ジルコニア / 生体活性 / 生体材料 / 骨形成 |
研究開始時の研究の概要 |
インプラント治療の成功の鍵は、早期にオッセオインテグレーションを達成することである。これまで主流のチタンインプラントに比べ、欧州で認可を受けているイットリア系部分安定化ZrO2 (ジルコニア)インプラントは破壊靭性に優れるが、水熱劣化や骨伝導性がないという欠点がある。そこで、本研究の目的は水熱劣化を起こさないセリア系ZrO2/アルミナ複合体表面に強固なジルコニア融合コーティングビーズを埋め込むことで表面を粗造化し、粗造化した表面に成分徐放性のあるバイオガラス(BG)膜を生成させることで、生体活性のあるジルコニアインプラントを創出することである。
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研究成果の概要 |
セラミック 45S5 BGは、その生体活性表面と骨結合能力により、機能性生体材料として研究者の注目を集めている。本研究では1 回の真空ゾルディッピング法でBGを溶融コーティングを行った。BG コーティング後に、形態、接着テスト、粗さなどの特性を解明し、フラクトグラフィの結果から、コーティング層の厚さは 5 um から 45 um の間で制御可能であることが解った。XRD の結果では、非結晶性および結晶性の BG 相構造が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ジルコニアへの 45S5 生体活性ガラスコーティングの研究は、科学と社会の両面で大きな前進を意味する。バイオメディカルエンジニアリングの強化: ジルコニア基板への BG コーティングの適用が成功したことで、さまざまな材料を組み合わせて優れた機械的特性と生物学的特性を実現できる可能性が示唆された。このハイブリッドアプローチは、さまざまな医療用途向けの新しい複合材料を生み出す可能性がある。アクセス性の向上: スケーラブルなゾルゲル調製技術により、製造コストが削減され、高度な生体材料をより幅広い医療施設や患者が利用しやすくなり、最先端の医療処置を公表することで、健康の公平性が向上する可能性がある。
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