研究課題/領域番号 |
19K10254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
飯沼 利光 日本大学, 歯学部, 教授 (10246902)
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研究分担者 |
伊藤 智加 日本大学, 歯学部, 講師 (40459912)
西尾 健介 日本大学, 歯学部, 助教 (50780558)
網干 博文 日本大学, 歯学部, 特任教授 (60212560)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 高齢者 / 口腔機能 / フレイル / オーラルフレイル / 疫学調査 / 口腔機能低下症 / 超高齢者 / 口腔機能測定 / サルコペニア |
研究開始時の研究の概要 |
近年、超高齢者の健康維持や疾病予防に口腔機能が果たす役割が注目され、咬む・飲み込むなど口腔機能の低下がオーラルフレイルやフレイルを導くとの判断から、口腔機能低下に対する口腔機能管理が保険点数に加えられた。一方、申請者らはこれまで、85歳以上の超高齢者542名を対象に口腔および全身の健康に関する疫学調査を行い、超高齢者の最大咬合力と四肢筋筋機能とに強い相関性があることを報告した。 そこで申請研究では、超高齢者における咬合力低下が、早期での筋機能低下(サルコぺニア)や認知機能低下の判断指標となることを明らかとする。さらに、このメカニズムを超高齢者の口腔状態やその機能変化と栄養との関連性から検討する。
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研究成果の概要 |
本研究では日本大学歯学部同窓会と協力し、日本国内8地域(東京、埼玉、神奈川、沖縄、新潟、長野、広島、青森)の80歳以上の超高齢者250名の口腔内と身体機能を調査し、 両者の関連性について検討した。その結果、口腔機能低下症と診断された被験者群の日常活動能力は統計学的に優位に低く、フレイルへのリスクが高いことが明らかとなった。さらに認知機能に関しても、口腔機能低下症と判断された被験者群には明らかな認知機能低下が認められた。これらのことよりオーラルフレイル予防は認知機能に影響を及ぼす可能性が示唆された。以上のことから、超高齢期における口腔機能の維持は健康寿命の延伸に貢献する可能性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢者における口腔機能や身体的健康度の向上には、的確な状態把握が最重要項目と考える。事実、口腔機能の低下とオーラルフレイルとには密接な関連性があるため、現在、様々な口腔機能に関する検査が行われている。しかし、これまで80歳以上の超高齢者を対象に口腔機能の変化から全身の健康状態の変化をとらえようとした研究は少ない。 そこで本研究は、「80歳以上の超高齢者の最大咬合力等の口腔機能の低下は、ロコモティブ・シンドロームの早期発見に活用できる。」との仮説を立て、超高齢者の口腔機能と握力を指標とし、身体機能の違いがサルコぺニアや認知機能等に及ぼす影響を検討し両者に関連性があることを示した。
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