研究課題/領域番号 |
19K10285
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
黒原 一人 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (90401364)
|
研究分担者 |
新井 直也 三重大学, 医学系研究科, 教授 (80323723)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | ビスフォスフォネート / BRONJ / 粘膜為害性 / カルシウム塩 / 顎骨壊死 / 粘膜為害作用 / リン酸カルシウム |
研究開始時の研究の概要 |
ビスフォスフォネート関連顎骨壊死 (BRONJ)の発症メカニズムの解明をするために、ビスフォスフォネート(BP)の上皮細胞毒性がBRONJ発症の重要な因子であると仮説をたて検証する。カルシウム塩併存下のBPの上皮細胞毒性が増強するメカニズムについては不明である。そこでカルシウム塩併存下では、リン酸カルシウムが形成されて、リン酸カルシウムとBPの結合体は上皮細胞に取り込まれる効率が増加すると仮説をたてて、その仮説を検証する。さらに生体内でのBPとCa塩の結合体の粘膜為害性作用を検証するために、BRONJモデルマウスを用いた動物実験を計画し、BRONJの発症のメカニズム解明を目指す。
|
研究成果の概要 |
ビスフォスフォネート(BP)骨細胞に作用して骨吸収を抑制する薬剤で、がんの骨転移および骨粗鬆症患者の治療に用いられている。頻度は少ないが顎骨壊死を生じるがその発生機序は明らかではない。本研究では、BPがカルシウム塩の存在下により上皮細胞毒性の増強が培養pH条件により影響されることを培養細胞とモデルマウスを用いて評価した。その結果、上皮細胞増殖、創部組織に影響を及ぼすことが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤関連顎骨壊死は治療に難渋する症例があり、社会的にも注目されている。薬剤関連顎骨壊死の発生機序や条件については明らかにされておらず、治療方法は確立されていない。本研究成果は、薬剤関連顎骨壊死の発生条件もしくは増悪条件を検討する際に寄与しうる情報であると考えている。
|