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血小板活性化因子PAFの癌・非癌細胞での細胞増殖作用機構解明と

研究課題

研究課題/領域番号 19K10305
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

伊豫田 学  千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (40431746)

研究分担者 丹沢 秀樹  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (50236775)
中嶋 大  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50431747)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード口腔癌 / PAF / PAFR / オート・クライン / CDDP / 遺伝子パスウェイ解析 / Ginkgolide B / 癌
研究開始時の研究の概要

近年血小板活性因子(PAF:Platelet activating factor)とそのレセプターであるPAFRの発現が数種類の癌において有意に高いことが報告されている。
PAFは血小板だけでなく、血管内皮細胞やPAFRを産生発現する種類の癌細胞にも結合し、様々な作用を及ぼす。PAFとPAFRの機能を考えると、おそらくPAFは癌の増殖・浸潤・転移などに非常に重要な役割を果たしていることが推測できるが、詳細な研究は未だ報告されていない。本研究では癌での発現状態、増殖・浸潤・転移などとの関連性を解明し、さらには、その産生過程の解析と阻害による治療法(治療薬)の開発を行うことを目的とする。

研究成果の概要

血小板活性化因子(PAF)はPAF-Receptor(PAFR)と非常に高い親和性で結合し,炎症, 発癌, 腫瘍転移などに関与する. 近年, PAFRの発現は癌微小環境を変化させ, 一部の抗癌剤耐性の獲得に重要な役割を果たすのではないかと考えられている. しかし, 口腔癌化学療法の標準薬であるシスプラチン(CDDP)の耐性への関与は未だ不明である. そこで本研究では, 口腔扁平上皮癌(OSCC)において PAFRの機能を介したCDDP感受性のメカニズムを解明し, その制御薬を探求した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において我々は、口腔扁平上皮癌(OSCC)におけるPAF/PAFR経路を介したシスプラチン(CDDP)感受性調節機構を明らかした。CDDPは 広範囲の癌に使用されるプラチナ系抗癌剤であり、OSCCにおいてもCDDPによる化学療法は効果的な治療ではあるが, 抗癌剤に対する耐性の出現が治癒効果を大きく阻害する要因となっている。また、重篤な副作用と頻発する化学療法抵抗性のために, その臨床応用はしばしば制限され、治療において問題となっている。本研究ではPAFRがOSCCにおいてCDDPの感受性の調節に関与していることを示唆したため、価値ある研究と考える。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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