• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

口腔扁平上皮癌における亜鉛トランスポーターの役割と機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K10313
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関九州大学

研究代表者

神野 哲平  九州大学, 大学病院, 助教 (60755247)

研究分担者 川野 真太郎  九州大学, 歯学研究院, 教授 (00398067)
和田 尚久  九州大学, 大学病院, 教授 (60380466)
松原 良太  九州大学, 歯学研究院, 共同研究員 (60615798)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード亜鉛トランスポーター / ZIP6 / OSCC / IL-6 / EMT
研究開始時の研究の概要

外科的治療、放射線療法、化学療法による集学的治療が、OSCC治療の主体であるが、依然として経過が不良となる症例も多く、亜鉛トランスポーターが、OSCCにおいて抗癌剤抵抗性を獲得するメカニズムに関与していることが証明できれば、亜鉛トランスポーターをターゲットとした癌治療戦略が立案可能となる。従来の研究成果を踏まえると、OSCC細胞における亜鉛トランスポーターの発現が炎症性サイトカインによって制御されており、抗癌剤抵抗性獲得にも関与している可能性が考えられる。

研究成果の概要

炎症性サイトカインによって制御される亜鉛トランスポーターであるが、特にZIP6はEMTに不可欠な因子であることが示されており、癌の増殖・浸潤・転移との関連について注目が集まっている分子である。実際にZIP6の発現を抑制させた乳癌細胞において、その増殖能やEMTが抑制されることも報告されていることから、これら亜鉛トランスポーターの発現に関する詳細な解析が進展することが期待されている。 本研究では、OSCC細胞における亜鉛トランスポーターの発現を検索するとともに、亜鉛トランスポーターがOSCC細胞の抗癌剤抵抗性に与える影響およびIL-6シグナル伝達系との関連について検討を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、これまでの研究成果および臨床経験をもとに着想したもので、抗癌剤抵抗性の分子メカニズムを解明することにより、これまでにない新規治療法を確立することを最終的な目標とする。OSCC細胞における亜鉛トランスポーターの発現や機能についてはいまだ不明な点が多く、特に抗癌剤抵抗性に与える影響について検討した報告はないため、本研究は独自の視点に立った極めて独創的な研究と言える。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi