研究課題/領域番号 |
19K10326
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
北村 哲也 北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (00451451)
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研究分担者 |
菊地 奈湖 (間石奈湖) 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (00632423)
大廣 洋一 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (40301915)
樋田 京子 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (40399952)
東野 史裕 北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (50301891)
松田 彩 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (60514312)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | エナメル上皮腫 |
研究開始時の研究の概要 |
エナメル上皮腫は、主に青年期に顎骨内に生じる良性腫瘍である。本腫瘍は良性腫瘍にもかかわらず頻繁に再発するが、そのメカニズムは不明である。エナメル上皮腫の重要な病理組織学的特徴は、良性腫瘍にもかかわらず被膜を欠くこと、さらに腫瘍の一部が間質に突起状に陥入することで浸潤性に増殖することである。この突起状構造はbuddingと呼ばれ、腫瘍の再発に深く関係すると考えられる。本研究は、budding発生の分子メカニズムを解析し、budding形成を阻害することで再発を防ぐ新規治療法を開発することを目的とする。
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研究成果の概要 |
エナメル上皮腫は若年者に生じる歯原性腫瘍で、良性にも関わらず顎骨内を浸潤性に増殖し摘出手術では再発頻度が高い。本研究ではこの機序の解明を主な目的としている。 エナメル上皮腫にはtumor buddingとよばれる出芽様構造が組織学的に観察され再発に関連していると考えられている。我々はこの領域の細胞がHuRを高発現し、⊿Np63の発現上昇および結合タンパク質であるE-cadherinの発現低下を導いていることを明らかにした。その結果budding領域では細胞間接着の低下により形態変化が起こり腫瘍が進展していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エナメル上皮腫は主に若年者に生じ、良性腫瘍にも関わらず顎骨内を浸潤性に増生し再発しやすい。このため顎骨の広範な切除が必要となるが、歯の喪失や顔貌の大きな変化は先の長い人生のQOLを低下させる。エナメル上皮腫の特徴的な組織的特徴にtumor buddingとよばれる出芽様構造がみられ浸潤性増殖や再発に関与すると考えられるが、その分子メカニズムは不明である。これの解明は、エナメル上皮腫の浸潤性増殖や再発を防ぐ治療法開発へと繋がる。
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