研究課題/領域番号 |
19K10363
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 奥羽大学 |
研究代表者 |
馬場 優 奥羽大学, 歯学部, 教授 (40597663)
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研究分担者 |
高田 訓 奥羽大学, 歯学部, 教授 (40254875)
加藤 靖正 奥羽大学, 歯学部, 教授 (50214408)
瀬川 洋 奥羽大学, 歯学部, 教授 (50226627)
藤井 正人 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 研究員 (70129633)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 口腔癌 / ニコチン / 短期曝露 / 長期曝露 / EMT / 癌幹細胞様特性 / EGFR/Aktシグナル伝達 / EGFR阻害剤の効果予測因子 / EGFR阻害剤耐性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではタバコの構成主成分であるニコチンの口腔癌におけるEGFR/Aktシグナル伝達及びAktの下流に存在するEMT・癌幹細胞様特性に与える影響を解明し、ニコチンによるAktの活性化が口腔癌においてEGFR阻害剤の耐性因子であることを明らかにする。研究の進め方としては、以下の3つの研究テーマを予定している。 ① 口腔癌において、ニコチンの、EGFR/Aktシグナル伝達及びEMT・癌幹細胞様特性に与える影響についての解析 ② ニコチンの、EGFR阻害剤に対する感受性に与える影響についての解析とその対策 ③ 口腔癌臨床検体を用いての燐酸化型EGFR、燐酸化型Aktおよびα7nAChR蛋白発現の解析
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研究実績の概要 |
令和4年度の研究テーマは、「口腔癌において、ニコチンの、EGFR/Aktシグナル伝達及びEMT・癌幹細胞様特性に与える影響についての解析」である。すなわち、①ニコチン短期曝露の実験と②ニコチン長期曝露の実験を予定した。 ①ニコチン短期曝露の実験:Ca9-22細胞にニコチンを添加することにより、ニコチンのEGFR/Aktシグナル伝達に与える影響を解析する。Ca9-22細胞において、ニコチン添加によるEGFR及びAkt活性化に与える影響をWestern blot法により燐酸化型EGFR及び燐酸化型Akt蛋白発現を計測することにより解析する。この実験によってニコチンがEGFR及びAktを活性化させることが明らかになる。またα7nAChR特異的siRNAを移入することにより、ニコチン添加によるEGFR及びAkt活性化が阻害されれば、ニコチンのEGFR及びAkt活性化作用はα7nAChRを介しての作用であることが明らかになる。 ②ニコチン長期曝露の実験:ニコチンをCa9-22細胞に3カ月間曝露させニコチン長期曝露株を樹立させ、ニコチン長期曝露によりSnail,Twist,VimentinのmRNAの発現が誘導されるか否かを解析することによりEMTが誘導されるかどうか、またCD44,Oct3/4,NanogのmRNAの発現及びスフェア形成能を解析することにより癌幹細胞様特性が誘導されるか否かを明らかにする。 上記研究を計画したが、新型コロナウイルス感染対策に時間をとられ、また2023年3月31日付で奥羽大学を離れることになったので、本研究は事業廃止となった。
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