研究課題/領域番号 |
19K10371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東京大学 (2020-2022) 鶴見大学 (2019) |
研究代表者 |
熊谷 賢一 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10518129)
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研究分担者 |
濱田 良樹 鶴見大学, 歯学部, 教授 (70247336)
鈴木 隆二 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 臨床免疫研究室, 室長 (70373470)
重松 宏昭 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (80737198)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 金属アレルギー / T細胞受容体 / 交差反応 / 経口免疫寛容 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では世界に先駆けて口腔内での金属アレルギー動物モデルを確立し, 口腔内の金属アレルギーに関わるT細胞を中心とした免疫動態および口腔内の菌叢変化を明らかにしていく. また, 経口免疫寛容を誘導することで口腔粘膜における金属-細菌叢-生体防御系の関連性の観点から免疫応答制御機構を解明し, 金属アレルギーに関する新規診断・治療体系の礎となることを目的とする.
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研究成果の概要 |
本研究では口腔内での金属アレルギー動物モデルを確立し, 口腔内の金属アレルギーに関わるT細胞を中心とした免疫動態を明らかにしていくことを目的とした. また, 経口免疫寛容を誘導することで口腔粘膜における金属-細菌叢-生体防御系の関連性の観点から免疫応答制御機構を解明し, 金属アレルギーに関する新規診断・治療体系の礎となることを目的とし研究を実施した.本研究では, 口腔粘膜においてPd, Cr, Niの金属を用いてアレルギーモデルマウスを作製し, 口腔内金属アレルギーの発症に関与する特異的T細胞を同定した.また,交差反応性についても検証を行って学会発表および論文発表を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔内での金属アレルギー動物モデルを作製したことで, 金属イオンが耳介部皮膚より経皮的に感作され,口腔内の金属からの溶出された金属イオンと生体内でアレルギー反応を示すことが明らかとなった. さらに口腔内の金属アレルギーには金属交差性も存在しており, とくに自然リンパ球および金属特異的T 細胞が病因・病態に深く関与している事が示唆された.
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