研究課題/領域番号 |
19K10377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小海 暁 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (50431937)
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研究分担者 |
渡 一平 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (10431941)
小野 卓史 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30221857)
加藤 千帆 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 特任助教 (80706987)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 鼻呼吸障害 / 成長期 / 咀嚼野 / 大脳 / 鼻閉 / 睡眠時無呼吸 / 筋機能訓練 / 睡眠時無呼吸 筋機能訓練 / 顔面発育 / 筋機能 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では顎顔面発育形成段階である成長期における鼻呼吸障害が、顎口腔周囲筋の筋活動を変調し、筋機能低下をもたらすメカニズムを、遅筋速筋の割合およびエピジェネティクスの代表的な客観的指標であるヒストン修飾分布量、速筋または遅筋特異的な遺伝子発現量の変化を指標として解析し、筋活動の変化が顎顔面形態へ反映されるメカニズムを解明していくことを目的としている。
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研究成果の概要 |
本研究では、成長期における慢性的な鼻呼吸障害が咀嚼運動に重要な役割を担う大脳皮質咀嚼野の発達に与える影響について、皮質内微小電気刺激を用いて解明することを目的とした。大脳皮質咀嚼野への皮質内微小電気刺激による顎運動をハイスピードカメラを用いて撮影し、計測を行った結果、成長期の鼻呼吸障害が同部位における顎顔面運動表象の発達に影響を与えることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
矯正歯科臨床において、鼻閉や口呼吸を有する者が多く見受けられる。大脳皮質咀嚼野は咀嚼運動の制御に関与する高次機能領域である。本研究は、SpO 2 レベルと大脳皮質咀嚼野に着目し、成長期における鼻呼吸障害が末梢における変化のみならず、咀嚼運動の中枢神経系である大脳皮質咀嚼野の発達に与える影響について初めて明らかにした。今後の歯科臨床のみならず、歯科医学や神経生理学の発展に寄与するところが極めて大きいと考えられる。
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