研究課題/領域番号 |
19K10379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
早崎 治明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60238095)
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研究分担者 |
中村 由紀 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70452779)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 小児 / 摂食 / 歯の萌出 / 咀嚼 / 口腔機能 / 発達 / 捕食機能 / 乳歯 / 永久歯 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,1.離乳食の早期開始は乳前歯の萌出時期を早めるか? 2.普通食の早期開始は乳臼歯の萌出時期を早めるか? 3.乳歯列期に咀嚼回数が多いと永久歯への交換は早まるか? 上記の3つの問いを検証することにより,研究課題名「小児の摂食行動は歯の萌出時期に影響を与える」の解を導くことを目的とする.加えて,これらの問いの検証は,1)乳幼児の哺乳から普通食に至る摂食行動(質,量,時間等)の評価,2)小児の咀嚼回数により摂食行動を評価,であることから,これらの調査,評価方法の確立とその結果を得ることも目的となる.
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研究成果の概要 |
本研究の背景は,我が国の乳歯の萌出時期が「前歯は早く臼歯は遅く」なる傾向にあり,この傾向がアメリカ等先進国では認められるものの,途上国では認められないことにある.これには,歯の萌出時期は摂食行動に関連があると推察できる. 小児における計測はコロナウイルス感染の蔓延により,特に感染が小児に移行したため,結果的に小児の継続的な計測を行うことが困難であった.蔓延が収まったあかつきには,小児の計測を継続し,本研究課題の目的を達成する所存である.本研究課題ではそれに深く関わる口唇機能について研究を行い小児の捕食時の口唇機能が成人と異なることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,小児の摂食行動と歯の萌出時期との関係を明らかにすることを目的とし,近年保険収載された「口腔機能発達不全症」との関連性を視野に入れつつ小児の摂食行動の経時的変化を明らかにすることをねらった.これらが明らかになったあかつきには,日本の現代の食の問題と口腔機能の関連に深長な所見が得られる. コロナの蔓延に伴い,本研究の本来の目的は未達であるが,今後継続的に取り組み,早々に結果を出す所存である.
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