研究課題/領域番号 |
19K10403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
谷川 千尋 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (70423142)
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研究分担者 |
加藤 隆史 大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (50367520)
山城 隆 大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (70294428)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 気道 / 三次元 / 形態解析 / 睡眠 / 三次元形態 / 顔 / 形態 / CT / 矯正 |
研究開始時の研究の概要 |
下顎後方位に起因する骨格性2級を有する患者は,上気道断面積が小さく睡眠時の呼吸障害を併発しやすいことが報告されている.しかしながら,必ずしも下顎後方位が睡眠異常につながらないなど,睡眠の様相と形態の関連については不明な点が多い.そこで,本研究では睡眠の様相の変化と上気道・顎顔面の三次元形態の変化の関連を検討することで,矯正歯科治療による呼吸機能の変化を予測する数理モデルを構築し,入力と出力の関係の逆問題を解くことで,睡眠時呼吸機能の改善・悪化における矯正歯科治療の機序と根拠を得る.
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研究成果の概要 |
下顎後方位に起因する骨格性2級を有する患者は,上気道断面積が小さく睡眠時の呼吸障害を併発しやすいことが報告されている.しかしながら,必ずしも下顎後方位が睡眠異常につながらないなど,睡眠の様相と形態の関連については不明な点が多い.このため,呼吸機能の改善が見込まれるような潜在的な矯正歯科治療適応症が見逃されたり,呼吸機能を増悪するような誤った治療計画が立案されたりするなどの問題が生じてきた.そこで本研究では,(1)上気道の三次元相同モデルを確立した(相同モデルの安定性の検証)(2)骨格性2級患者において,気道・頭蓋骨の三次元相同モデルを用いて顎顔面形態と上気道形態との関連の可能性を検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠障害のリスク因子として下顎後方位による上気道狭窄が挙げられており,顎顔面骨格の成長のコントロールや顎顔面骨格形態の治療を担う矯正歯科分野が本課題で果たす役割は非常に大きい.矯正歯科治療により睡眠を改善するような潜在的患者を早期発見し,睡眠機能を考慮した矯正歯科治療計画立案を行うことが重要である.
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