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細胞増殖から分化への転換に連関するミトコンドリア活性制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K10406
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関九州大学

研究代表者

加藤 大樹  九州大学, 歯学研究院, 助教 (30452709)

研究分担者 佐藤 浩  九州大学, 歯学研究院, 助教 (00421313)
高山 扶美子  九州大学, 大学病院, 助教 (20795950)
増田 啓次  九州大学, 大学病院, 講師 (60392122)
廣藤 雄太  九州大学, 歯学研究院, 助教 (80759746)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードヒト脱落乳歯由来幹細胞 / 細胞分化 / ミトコンドリア / 歯髄幹細胞 / 幹細胞
研究開始時の研究の概要

細胞の増殖から分化への転換に、ミトコンドリア活性の亢進が関与していることが明らかにされつつある。増殖から分化への転換時特異的なミトコンドリア活性制御機構の存在が考えられているが、その詳細は明らかにされていない。本研究では高増殖能と多分化能を持つヒト脱落乳歯由来幹細胞を用いて「細胞増殖時ならびに分化時におけるそれぞれのミトコンドリア活性制御因子の探索」を行い、これらを比較することで「増殖から分化への転換時特異的なミトコンドリア活性制御機構の解明」を目指す。

研究成果の概要

細胞の分化転換に、ミトコンドリア活性が関与することが明らかにされつつあります。しかし、分化転換時のミトコンドリア活性化機構の全容は解明されていません。私達は、高増殖能と多分化能を有するヒト脱落乳歯由来幹細胞を分化モデルとして、分化転換時のミトコンドリア活性化機構の解析を行いました。ヒト脱落乳歯由来幹細胞の神経細胞へ分化させて、分化前後で遺伝子の発現を比較した結果、いくつかのミトコンドリア活性調節に関わる遺伝子の発現が変動する事がわかりました。これら遺伝子が、ヒト脱落乳歯由来幹細胞の分化転換を制御している可能性が考えられます。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、ヒト脱落乳歯由来幹細胞を始めとした幹細胞を用いた組織・器官の再生医学を促進する基盤データになると考えます。近年の研究により、ミトコンドリアの機能低下が様々な難病の病態と関係することが明らかになってきました。しかし、その多くで有効な治療法が開発されていません。本研究成果は、これら難病の新規病態解明や治療法開発に応用可能であると考えます。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Dopamine-related oxidative stress and mitochondrial dysfunction in dopaminergic neurons differentiated from deciduous teeth-derived stem cells of children with Down syndrome2022

    • 著者名/発表者名
      Xiao Sun,Hiroki Kato,Hiroshi Sato,Xu Han,Yuta Hirofuji,Takahiro A. Kato,Yasunari Sakai,Shouichi Ohga,Satoshi Fukumoto,Keiji Masuda
    • 雑誌名

      FASEB BioAdvances

      巻: - 号: 7 ページ: 454-467

    • DOI

      10.1096/fba.2021-00086

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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