研究課題/領域番号 |
19K10419
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大野 幸子 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (20797237)
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研究分担者 |
井田 有亮 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30755947)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 大規模データベース / 歯科臨床疫学 / 歯科レセプトデータ / 大規模歯科データ / 歯科レセプト / 臨床疫学 / 歯科疫学 / 歯科データベース / 疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、Evidence based Medicine (EBM)実践の重要性が高まっているものの、一般歯科診療の多くは限定的エビデンスに基づく。全国を網羅する歯科データベースの構築により、大規模な歯科臨床研究の飛躍的増加と歯科EBMの進展が見込まれるものの、その有用性や保持すべき情報は明らかでない。本研究の目的は、大規模歯科データベース構築の臨床研究への有益性を定量的に評価検討するとともに、その保持すべき規模や項目を明らかにすることである。
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研究成果の概要 |
本研究で下記の成果を得た。 子ども医療費助成が小児の歯科受診及び口腔健康状態に与える影響、DeSCデータベースを用いた直接経口抗凝固薬とワーファリン内服者の抜歯後出血の比較、日本の歯科レセプトデータにおける診断・処置データの妥当性について検討を行った。 その結果、大規模レセプトデータベースに含まれる歯科情報は曝露、アウトカム、交絡に関する情報を含み、当該データを用いた大規模歯科臨床疫学研究の実施が可能であることが示唆された。また、単施設ではあるものの、レセプト上の歯科病名、歯科処置には一定の妥当性が確認された。以上より、大規模レセプトデータベースを用いた歯科臨床研究の実施可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、大規模レセプトデータベースに含まれる歯科情報は曝露、アウトカム、交絡に関する情報を含み、当該データを用いた大規模歯科臨床疫学研究の実施が可能であることが示唆された。また、単施設ではあるものの、レセプト上の歯科病名、歯科処置には一定の妥当性が確認された。以上より、大規模レセプトデータベースを用いた歯科臨床研究の実施可能性が示された。今後、本研究成果を利用することにより歯科の大規模疫学研究が促進され、歯科臨床のエビデンス創出が期待される。
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