研究課題/領域番号 |
19K10437
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
|
研究機関 | 公益財団法人神経研究所 |
研究代表者 |
武井 洋一郎 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (60778992)
|
研究分担者 |
中山 秀章 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (30444144)
下川 絢子 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (70817866)
熊木 大介 山形大学, 有機エレクトロニクス研究センター, 准教授 (80597146)
對木 悟 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (90376765)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 生体信号モニタリング / 薄型センサシート / 終夜睡眠ポリグラフ / 睡眠呼吸障害 / 生体情報モニタリング / 睡眠 / 非接触式 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、新技術である薄型圧力センサシートを用い、就寝時の生体現象を「非拘束式」で高精度に記録するモニタリングシステムを開発し、その有効性を検証する医歯工連携研究である。本研究のPhase 1では、システムの基本構造や動作性と、記録の安定性を確認し(フィージビリティ研究)、Phase 2では、センサから得られるデータの再現性を終夜ポリグラフとの同時記録により証明する(Validation研究)。
|
研究成果の概要 |
閉塞性睡眠時無呼吸の簡易検査装置にマット型センサーがあるが、これについては終夜睡眠ポリグラフ(PSG)を基準とした妥当性検証研究がなされ、本邦においてそのいくつかが既に保険適応を取得している。しかし、これらの機器の呼吸検出能の精度を評価した研究は少ない 。我々は、山形大学で開発された、薄型軽量で低コストのシート型圧力センサー(センサシート)の安静臥床時の呼吸数の検出精度を検討し、センサシートが被検者と非接触環境下においてもPSG標準センサーと同等に呼吸数を把握できる測定精度を有していることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって低コストかつ簡便に、終夜睡眠ポリグラフと同等の呼吸検出が可能であることが確認された。将来的に、本研究で用いたシート型圧力センサーを夜間就寝中の呼吸状態モニターや、閉塞性睡眠時無呼吸に対する簡易検査に応用することで、一定の精度を有しながら、低コストかつ簡便な簡易検査装置として社会実装できる可能性がある。
|