研究課題/領域番号 |
19K10463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
新林 友美 島根大学, 医学部, 技術専門職員 (50529675)
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研究分担者 |
臼田 春樹 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (30707667)
石原 俊治 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (80263531)
和田 孝一郎 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90263467)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 歯周病原因性菌 / streptococcus mutans / Neisseria / 好酸球性食道炎 / Streptococcus mutans / Treponema forsythia / 口腔内細菌叢 / Streptcoccus mutans / collagen binding protein / oral bacteria |
研究開始時の研究の概要 |
口腔内に存在する細菌のうち、どの種類の菌が好酸球性食道炎(EoE)の発症や悪化を引き起こすのか明らかにすることを目指す。まずEoE患者で保菌率の高い口腔内細菌を調べる。次いで、その細菌を培養細胞やEoEを発症するモデル動物に投与し、菌がEoEを引き起こしたり、悪化させるのかどうかを検討する。さらに、細菌がどやってEoEを引き起こすのかについても検討する。
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研究成果の概要 |
好酸球性食道炎 (EoE) の患者では虫歯の原因菌と歯周病原因菌の保菌率が高く、口腔内細菌の種類も少なくなっている状態であることが分かった. また、Neisseria mucosaという菌種が口腔内に少ないほど、食道中の好酸球の数が多いことが分かった.これらのことからEoE患者では特定の口腔内細菌が繁殖しやすい環境になっており、ある種の口腔内細菌が病状と関連する可能性が考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は口腔内細菌が様々な全身疾患の潜在的な発症リスク因子となりうるという仮説のもとに検討を行ってきた。これは昨今の腸内細菌の研究コンセプトに類似しているものであるが、口腔内細菌での検討は非常に少ない。本研究は種々の全身疾患と口腔内細菌との関連を明らかにすることで、口腔ケアの重要性を理論的に示すと同時に、将来的に疾患リスクの低減や医療費の削減に資するための基礎的な知見を提供する意義をもつ。
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