研究課題/領域番号 |
19K10470
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
|
研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
佐藤 武則 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (40638904)
|
研究分担者 |
浜田 信城 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (20247315)
渡辺 清子 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (70148021)
合田 征司 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (70351476)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 歯周病 / サイトカイン / 歯槽骨吸収抑制 / 細菌 / 破骨細胞 / 抗体 / 免疫 / 歯学 |
研究開始時の研究の概要 |
歯周病の進行には口腔内細菌に対する免疫応答が関与している。特に免疫担当細胞であるヘルパーT 細胞 (Th 細胞) の骨吸収誘導能が注目されており、ヘルパー17 T (Th17)細胞 が産生するサイトカインが骨吸収を促進させることが明らかにされている。そこで、本研究はTh17 細胞の産生するサイトカイン産生を抑制することで歯周病進行を抑制できるかを培養細胞や動物感染実験により解明する。
|
研究成果の概要 |
本研究は歯周病の進行に関与するIL-17に対する特異抗体(抗IL-17 抗体)を用いて歯周病原細菌の増殖と歯槽骨吸収の抑制効果について検討した。その結果、抗IL-17 抗体は歯周病原細菌の増殖を抑制したほか、歯肉の炎症に関わる好中球と、歯槽骨吸収を行う破骨細胞の減少が認められ、抗IL-17 抗体投与が歯周組織の炎症抑制につながると示唆された。したがって本研究で用いた抗IL-17抗体は歯周病予防に貢献するものと考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗IL-17 抗体が歯周病原細菌の感染抑制と歯周組織への炎症波及の軽減につながれば、歯周病予防に貢献するものと考えられる。また歯周病が全身疾患と関連性と深くIL-17の関与が指摘されている事から、本研究成果は口腔と全身の免疫力向上による健康増進につながると考えている。
|