研究課題/領域番号 |
19K10473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
高橋 一也 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (10236268)
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研究分担者 |
沖永 敏則 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (60582773)
南部 隆之 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (80367903)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高齢者 / 口腔健康 / 細菌叢 / 舌苔 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,我々が構築した菌叢構成を維持したまま培養可能な口腔の菌叢培養モデルと次世代シークエンス技術を組み合わせることで,高齢者を被検者として,舌菌叢をタイプ1型(肺炎リスク型)から2型(健康型)へと遷移させる方法や添加物を,ヒト介入試験をすることなく探索する.本研究が,「高齢者の舌菌叢を変えることで肺炎関連死リスクを下げる」手法開発の一助となると期待される.
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研究成果の概要 |
本研究は,我々が構築した菌叢構成を維持したまま培養可能な口腔の菌叢培養モデルと次世代シークエンス技術を組み合わせることで,高齢者の細菌叢を健康型へと遷移させる方法を,ヒト介入試験をすることなく探索することを目的として実施した.その結果,酸素濃度とpHによって細菌叢が大きく変化する条件を明らかにした.本研究が,「高齢者の舌菌叢を変えることで肺炎関連死リスクを下げる」手法開発の一助となると期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の誤嚥性肺炎発症リスクの低下を目指し,社会的支援が行われていくなかで,摂食嚥下機能の向上,新規の口腔ケア手法の開発など,多面的な研究が並行して進められてきている.また,口腔細菌叢のタイプと肺炎関連死のリスクが関連することが最近報告されてきている.本研究により,「高齢者の舌菌叢を変える」複数の方法の一端を提示することができた.今後,肺炎予防を含めた様々な口腔疾患,全身疾患の予防・治療法を開発する一助となることが期待される.
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