研究課題/領域番号 |
19K10475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
草野 薫 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (80382498)
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研究分担者 |
山田 陽一 岐阜大学, 医学部, 教授 (20345903)
馬場 俊輔 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40275227)
南部 隆之 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (80367903)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | インプラント周囲炎 / 細菌叢 / 次世代シークエンサー |
研究開始時の研究の概要 |
インプラント周囲炎の治療法は確立されておらず、様々な手法を用いて治療を行うが、インプラント周囲炎発症環境で、その治療効果が異なっているのが現状である。本研究では、次世代シークエンスを用い、各種治療法において、難治群と軽快群での細菌叢を検索し、菌叢に応じた効果的な細菌叢遷移を高解像度で解析する。これらの事より、戦略的に治療効果の得られる細菌叢へと遷移させ、細菌叢に応じた治療法を選択し、結果としてインプラント治療の予後診断ならびにインプラント周囲炎の予防へと導くものである。
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研究成果の概要 |
本研究は,インプラント周囲炎に与える細菌叢の影響を明らかにすべく,インプラント周囲炎細菌叢の経時変化を観察し,効果的な細菌叢遷移法を探索することを目的として実施した.その結果,インプラント周囲炎の症状進行と細菌叢変化データを取得することができた.また,リボフラビンを用いた光線力学療法により細菌叢が大きく変化する条件を明らかにした.本研究が,インプラント周囲炎の難治化予防や症状軽快化へと導く手法開発の一助となると期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インプラント治療の普及と超高齢社会の到来に伴い,インプラント周囲炎患者に遭遇することが多く,その治療に苦慮することが多い.背景には、インプラント患者の有病化だけでなく,健常者であっても上皮接着が弱いインプラント周囲組織では,天然歯周組織と比較し,容易に細菌が侵入し,炎症が発生しやすい状況が根底にある.本課題で得られた結果を元に細菌叢に応じた治療選択法を確立し,インプラント周囲炎の予防,そして予後診断を確立し,総合的なインプラント周囲炎治療のクライテリアの作成に発展させることが可能となる.
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