研究課題/領域番号 |
19K10477
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
大城 希美子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (50610979)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 破骨細胞 / 歯周炎 / 脂質異常症 / 酸化LDL / Lox-1 / 歯周病 / 歯質異常症 |
研究開始時の研究の概要 |
ともに生活習慣病である脂質異常症と歯周病との相互作用を明らかにするため、骨吸収を担う破骨細胞において、細菌受容体Toll-like receptor (TLR)と脂質異常症の原因である酸化LDL受容体とを共に刺激することによる影響を検討する。 破骨細胞の分化・機能及び脂肪細胞への影響、更に破骨細胞の活性化による脂質異常症治療薬の効果への影響も検討する。また、各種脂質異常症治療薬の破骨細胞への効果をin vitroにて検討する。更に、脂質異常症治療中の患者の内科血液データと、歯周治療効果などとの相関を統計処理し、脂質異常治療薬による歯周治療効果への影響を検討する。
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研究実績の概要 |
ともに生活習慣病である歯周病と脂質異常症との相互作用を明らかにするため、骨代謝(骨造成と骨吸収)において骨吸収を担う破骨細胞に着目しました。 マウスマクロファージ系培養細胞RAW264.7細胞にRANKL(Receptor activator of nuclear factor kappa-B ligand)を添加することにより破骨細胞へと分化する過程において、阻害物質を添加し、脂質異常症の原因となっている酸化LDL(Low Density Lipoprotein )の受容体であるLox-1(Lectin-like oxidized low-density lipoprotein (LDL)receptor-1)への影響を検討しています。 しかし、上記RAW264.7細胞自体の分化が弱まったため、その原因を探っています。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の影響により、実験自体が遅れていた。 マウスマクロファージ系RAW264.7細胞への刺激により検討を行っていたが、細胞自体の分化がしにくくなった。RANKL(Receptor activator of nuclear factor kappa-B ligand)と培養液に添加するFBS(Fetal Bovine Serum)のLot.がかわった事が原因と考える。どちらも高価であるため、一度にLot.チェックが出来ず、研究の遅れの原因となっている。
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今後の研究の推進方策 |
ターゲットにしている酸化LDL(Low Density Lipoprotein )の受容体であるLox-1(Lectin-like oxidized low-density lipoprotein (LDL) receptor-1)を同定された教授にご教授を頂けるようコンタクトをとっていますが、RAW264.7細胞自体の分化が弱まった原因を探っている状態であります。今後は、早急にその原因を探り、研究成果をまとめる予定です。
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