研究課題/領域番号 |
19K10485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 久留米大学 (2021-2022) 鹿児島大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
加治 建 久留米大学, 医学部, 教授 (50315420)
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研究分担者 |
家入 里志 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00363359)
大西 峻 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (10614638)
山田 和歌 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (20457659)
内門 泰斗 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特例准教授 (30464465)
矢野 圭輔 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (30757919)
川野 孝文 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (40457651)
中目 和彦 宮崎大学, 医学部, 講師 (70448570)
春松 敏夫 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (70614642)
町頭 成郎 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80404523)
安田 智嗣 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (80437954)
向井 基 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80468024)
山田 耕嗣 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (80528042)
武藤 充 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (70404522)
深堀 優 久留米大学, 医学部, 講師 (90299488)
七種 伸行 久留米大学, 医学部, 准教授 (10461386)
古賀 義法 久留米大学, 医学部, 助教 (70569433)
升井 大介 久留米大学, 医学部, 助教 (90624495)
東舘 成希 久留米大学, 医学部, 助教 (70725613)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 中心静脈穿刺 / 超音波ガイド / 視線追跡 / 超音波ガイド下静脈穿刺 / シミュレーショントレーニング / ビデオ教材 / リアルタイム超音波下静脈穿刺 / 視線追跡装置 / シミュレーション / 中心静脈カテーテル / シュミレーション / 医学教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、世界的に推奨されている超音波ガイド下静脈穿刺手技の複雑さを知り、起こりやすい合併症について理解を深める。そして、超音波ガイド下CVC挿入手技について、エキスパートの視線、超音波プロープ、穿刺用シリンジの協調した動きと、初心者のものと比較・解析することで “knock and pitfall”を明らかにし、効率的かつ効果的なCVC挿入手技獲得のためのトレーニングプログラムを開発し、本手技に伴う合併症の発生を軽減させ、結果的に医療安全水準の向上をめざす事である。
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研究成果の概要 |
リアルタイム超音波ガイド下静脈穿刺における視線の重要性について、視線追跡装置を用いて明らかにすることができた。特に手技に慣れていない初心者では、視線が超音波画面からはずれる回数が多くなることが明らかになった。以上の結果の一部をThe Journal of Vaxcular Access 2021:23(3)に報告した。また、本手技が見た目よりも難しく、理論を理解した上で、トレーニングを定期的に行う事が静脈穿刺の成功率を挙げるために重要である事もわかった。今回の研究を基に視線を意識するように指導する新たなトレーニング方法の開発に繋がることが期待されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超音波を用いた中心静脈穿刺は一般的には静脈を超音波画面で認識できるため、非常に容易な手技と誤った認識を持たれやすい。リアルタイム超音波ガイド下静脈穿刺における視線の動きが手技の成否に関与する事が明らかになり、視線を意識した手技の指導が可能になった。また、修練する医師にとっても、視線の動きの重要性を理解しながらテクニックの習得を実施できるようになった。さらに、システマティックなトレーニングシステムを作成することで、より安全にリアルタイム超音波ガイド下静脈穿刺が実施でき、静脈穿刺に伴う重篤な合併症の減少につながることが期待できる。
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