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薬剤師による統合失調症患者のアドヒアランス向上に向けた取り組み

研究課題

研究課題/領域番号 19K10495
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関摂南大学

研究代表者

首藤 誠  摂南大学, 薬学部, 准教授 (30434872)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード統合失調症 / アドヒアランス / 再入院率 / 非再入院率 / 抗精神病薬 / フォロアーアップコール / 医療電話 / 薬剤師 / フォローアップコール
研究開始時の研究の概要

精神科を標榜する病院において、医療従事者による患者のサポートは非常に重要である。本研究では、統合失調症と診断され入院し、その後、退院した患者へのサポートとして、今まで、あまり実施されてこなかった薬剤師による服薬カウンセリング(医療電話)が、統合失調症患者のアドヒアランス向上あるいは再入院に良い影響を及ぼすか否かを明らかにしようとしている。

研究成果の概要

統合失調症は慢性・再発性の疾患であるのに加え、入退院が繰り返されることが多い。ただ、これらは心理的なサポートがあることによって、その再入院率が低減するという報告もある。しかしながら、退院後の薬剤師によるサポートを検討した報告はほとんどないのが現状である。したがって、今回、病院薬剤師の電話による服薬支援カウンセリング(医療電話、フォローアップコール)が統合失調症患者の再入院率へどう影響するかを解析した。解析の結果、非介入群に比して、介入群では、退院後1ヵ月以降、再入院率の低下傾向が見られた。また介入群において退院直後の抗精神病薬の投薬量に比して退院後1ヵ月以降での投与量の減少傾向が見られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、訪問薬剤管理指導のような、患者宅を訪れるものではなく、退院後の統合失調症患者への病院勤務薬剤師による通信媒体を用いた介入という点で、目新しい取り組みである。病院内での服薬指導を行った薬剤師による服薬カウンセリングとなるため、患者にとって、服薬という視点から言えば、シームレスなケアが可能となると言える。また病院内の医師・医療ソーシャルワーカーあるいは看護師等との連携もスムーズに運ぶものと予測され、患者にとって非常に良いシステムになる可能性がある。また統合失調症患者の症状の安定化につながる可能性があり、社会福祉的な観点からも意義深いと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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