研究課題/領域番号 |
19K10506
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 帝京平成大学 (2020-2023) 東京大学 (2019) |
研究代表者 |
上野 治香 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 講師 (40740668)
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研究分担者 |
木内 貴弘 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10260481)
高山 智子 静岡社会健康医学大学院大学, 静岡社会健康医学大学院大学, 教授 (20362957)
石川 ひろの 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40384846)
加藤 美生 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (70769984)
奥原 剛 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70770030)
岡田 宏子 (小池 宏子 / 岡田宏子) 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30849352)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 外来経口抗がん剤 / 副作用 / 患者-医療者間コミュニケーション / 情報共有 / 外来がん患者 / 経口抗がん剤 / 安全性向上 / 患者-医療者コミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
近年、侵襲性の高い経口抗がん剤治療中の外来患者が増えており、安全な使用には患者自身の理解や自覚がより必要とされる現状がある。 本研究では、患者側に焦点をあてた患者-医療者間の情報共有におけるコミュニケーションに着目し、①患者側の薬物療法や情報共有の必要性ついての理解や考え、医療者側への報告などの患者側の意識や実施状況の実態をあきらかにし、②どのような患者-医療者間コミュニケーションが情報共有促進のために効果的で必要であるのかということを明らかにする。また、患者―医療者双方に向けてのガイドライン・啓発資料(パンフレット、Webサイト等)を作成し、医療安全向上のための有用な情報の提供を目的とする。
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研究実績の概要 |
近年高齢化に伴い、がん患者が増加しており、経口抗がん剤での薬物治療中の外来患者も増えている。最近は、侵襲性の高い抗がん剤使用における検査値の悪化の見落としや投与日数制限の確認エラーによる連続投与により患者が死亡するという事例も起こっている。 本研究では、患者側に焦点をあてた患者-医療者間の情報共有におけるコミュニケーションに着目し、①患者側の薬物療法や情報共有の必要性についての理解や 考え、医療者側への報告などの患者側の意識や実施状況の実態および②どのような患者-医療者間コミュニケーションが情報共有促進のために効果的で必要であ るのかということを明らかにする。 2023年度は、在宅で外来経口抗がん剤治療を受けている20歳以上の成人のがん患者を対象にインターネットを介したアンケート調査を実施した後、データクリーニング、分析等を実施した。また、調査項目と自由記述について内容分析を行い、2022年度の学会発表を実施した。また、量的分析の追加と論文投稿に向けての検討等を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度のコロナ禍の影響により、2021年度は対面を中心とした調査の再考やフィールド選定の一部見直しが必要となった。そのため、2021年度に倫理審査を経て、質問紙調査を実施することができたが、データ分析中に2021年度が終了となり、2022年度に当初の予定であった調査の分析、結果の解釈等で終了した。2023年度に調査の結果をまとめて、学会で発表することができたが、英文の投稿、追加の分析をまとめた学会発表等ができずに現在に至っているため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、最終年度として、調査の追加分析、結果の解釈、昨年学会発表をしたものと今年度の英文論文の投稿、学会発表の準備等を行い、成果の報告を行う予定である。
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