研究課題/領域番号 |
19K10543
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
竹下 啓 東海大学, 医学部, 教授 (10276248)
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研究分担者 |
三浦 靖彦 岩手保健医療大学, 看護学部, 教授 (40181854)
長尾 式子 北里大学, 看護学部, 教授 (40396700)
堂囿 俊彦 静岡大学, グローバル共創科学部, 教授 (90396705)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 臨床倫理コンサルテーション / 倫理支援 / 在宅医療 / 訪問看護 / 介護施設 / 地域医療 / 倫理コンサルテーション / 地域包括ケアシステム |
研究開始時の研究の概要 |
地域包括ケアシステムの構築に向けて在宅訪問サービスや介護施設の役割がますます拡大しているにもかかわらず、倫理的問題に直面した専門職を支援する仕組みはほとんど存在していない。本研究課題では、地域の医療・ケア提供者が直面している倫理的問題を明らかにし、さらに、研究者らが地域の在宅訪問サービス事業者や介護施設に倫理コンサルテーションを提供する実証研究を行うことを通じて、地域で生じる倫理的課題に対して有効に機能する倫理コンサルテーションのモデルを構築する。
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研究成果の概要 |
在宅医療・ケア提供者を対象に調査を行い、患者の意思決定能力、家族との関係性、職種・施設間の連携に起因する倫理的問題が多く経験されていることを明らかにした。また、生命維持治療の中止や自発的飲食中止の経験への対応を求められていることを示した。そして、倫理支援者に対して、倫理の専門性以外に在宅医療・ケアの専門性と地域でのつながりを求めていることが判明した。これらの調査結果と、研究者が地域で実践した臨床倫理支援についての経験を踏まえ、「倫理コンサルテーションハンドブック」の改訂を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、地域の医療・ケア提供者が直面している倫理的問題を明らかにし、さらに、地域の在宅訪問サービス事業者や介護施設に倫理コンサルテーションを提供する実証研究を行うことを通じて、地域で生じる倫理的課題に対して有効に機能する倫理コンサルテーションのあり方を提示した。
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