研究課題/領域番号 |
19K10568
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 (2023) 健康科学大学 (2019-2022) |
研究代表者 |
山田 真衣 新潟医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (20588470)
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研究分担者 |
住吉 智子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50293238)
坪川 麻樹子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 講師 (10567431)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 服薬アドヒアランス / てんかん児 / 保護者 / 尺度開発 / 服薬支援 / 20-40歳代 / 子育て世代 / 服薬アドヒアランス支援ツール |
研究開始時の研究の概要 |
生涯にわたる適切な服薬継続は,てんかん患者が社会で高いQOLを維持する上で重要な事項である.そのためにも発症時期からの服薬遵守,つまり服薬アドヒアランス支援は不可欠である.しかし,小児期のてんかん患児に対する服薬支援方略は保護者中心であり,本人への指導は乏しく,疎かにされている現状がある.そこで,素朴心理学研究における,こどもの薬や治療の理解に関する知見を基盤として,見える部分と見えない部分をつくりだしながら興味と関心を惹きつつ,自立を促進できる服薬アドヒアランス支援ツールを開発することを目的としている.
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研究成果の概要 |
小児期のてんかん患児に対する服薬支援方略は保護者中心であり,本人への指導は乏しく,疎かにされている現状がある.そこで,自立を促進できる服薬アドヒアランス支援ツールを開発することを目的とした. 今回研究期間内においては,てんかんをもつ人々の服薬アドヒアランスの現状を明らかにすることを目的とした文献レビューおよび,子育て世代の服薬行動の実態について自記式質問紙調査を行った.それにより定期的な服薬の有無が服薬アドヒアランスに関係していることが示唆された.そのため,保護者自身の服薬ではないわが子の服薬に対して,服薬支援行動を明らかにすることが重要であると考え,支援ツール開発として尺度開発に取り組んだ.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子育て世代の服薬行動の実態を調査したところ,定期的な服薬の有無が服薬アドヒアランスに関係していることが示唆された.そのため,保護者自身の服薬ではないわが子の服薬に対して,服薬支援行動を明らかにすることが重要であると考える。 しかし日本では,小児てんかん児自身の服薬アドヒアランスを測定する尺度も,それを支援する保護者用の尺度も存在しないことが文献検討において明らかであり,客観的に評価することはできていない. 以上のことから,保護者の服薬アドヒアランス支援ツールとして客観的に評価できる尺度開発に取り組むことは,保護者の服薬支援教育につながり最終的にはてんかん児のQOL向上の一助となる.
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