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ゲノム編集技術を用いた1,2-ジクロロプロパンの毒性機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K10589
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛

研究代表者

吉岡 範幸  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 衛生学公衆衛生学, 助教 (70365229)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード1,2-ジクロロプロパン / ノックアウトスクリーニング / 1,2―ジクロロプロパン
研究開始時の研究の概要

塩素系有機溶剤である1,2-ジクロロプロパン(DCP)が使用されていた印刷事業場の従業員に胆管がんが多発したが、ヒトにおいてみられたこの胆管がんは動物実験では再現できていない。本研究ではDCPの曝露により、胆管がんが発生するメカニズムを解明するために、ヒトiPS細胞由来肝細胞を用い、CRISPR sgRNAライブラリーによるノックアウトスクリーニングを行い、胆管がん発生に関与する遺伝子を探索する。

研究成果の概要

胆管がん発生と関連するとされる1,2-dichloropropane (DCP)について、その毒性メカニズムを明らかにする第一歩として胆管由来細胞においてどのような遺伝子がDNA損傷と関連しているか明らかにすることを目的にCRISPR ノックアウトスクリーニングを行った。DNA損傷と関連する314の遺伝子がノックアウトスクリーニングより同定された。その遺伝子群のエンリッチメント解析の結果、DCP曝露によるDNA損傷は活性酸素種によることが示唆された。細胞のストレス応答をノックアウトスクリーニングにより捉えることができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではCRISPRノックアウトスクリーニングにより胆管がん発生と関連するとされる1,2-dichloropropane (DCP)について、その代謝産物による胆管細胞のDNA損傷が活性酸素によることが示唆された。この結果は近年の科学技術の発展に伴う新しい技術が毒性学にも応用可能であることを示唆している。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] CRISPR-Cas9によるノックアウトスクリーニングの毒性学への応用 -1,2-DCPを用いて-2023

    • 著者名/発表者名
      吉岡範幸 鈴木聡子 岩澤聡子 三好優香 坂元崇洋 橋本逸美 大野智裕 星野賢人 角田正史
    • 学会等名
      第93回 日本衛生学会学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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