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ヒトパラインフルエンザウイルス3型の診断補助薬開発と予防・治療に向けた基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K10593
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
研究機関地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所

研究代表者

改田 厚  地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 微生物部, 主幹研究員 (50372131)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードヒトパラインフルエンザウイルス3型 / マウス / 乳幼児 / 呼吸器感染症 / モノクローナル抗体 / 呼吸器ウイルス感染症 / ヒトパラインフルエンザウイルス3型 / マウスモノクローナル抗体 / 検出 / 診断補助薬 / イムノクロマト / 迅速診断キット
研究開始時の研究の概要

ヒトパラインフルエンザウイルス3型 (HPIV-3) は、乳幼児を中心に呼吸器感染症を引き起こす。感染力が強く、保育所、高齢者施設の集団発生、院内感染の原因となる。日本では、感染症法で規定される把握対象疾患に含まれていないため、国内の詳細な動向は不明である。また、医療機関で実施可能な診断補助薬は実用化されていない。本研究では、HPIV-3 の迅速診断キットを開発し、診察現場での病原体検出、国内での実態解明につながる知見獲得を目的とする。

研究実績の概要

ヒトパラインフルエンザウイルス3型 (HPIV-3)の抗体作製を進めた。VeroE6/TMPRSS2細胞を用いて、臨床検体からHPIV-3を分離後、大量に調製した。ウイルスを精製後、マウス4匹に免疫した。得られたハイブリドーマの上清について、HPIV-3 を感染させた VeroE6/TMPRSS2細胞をホルマリン固定したものを抗原として、間接免疫蛍光法により産生抗体のスクリーニングをおこなった。間接免疫蛍光法で高い反応性を示したハイブリドーマについて、IgG 産生が確認された50クローンについて、その後の解析対象とした。in vitro において、中和試験をおこない、各クローンの中和活性を検討した。その結果、約7割のクローンが中和活性を示した。複数の臨床検体からHPIV-3株を分離した。それらを用いて、各クローン産生抗体の反応性の評価・検証を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

長期間にわたる新型コロナ検査対応のため、計画が当初予定よりも遅れている。

今後の研究の推進方策

抗体の性能評価に使用する HPIV-3 ウイルス株を複数分離済である。間接免疫蛍光法、immunoblot法により効率的に各クローンの産生抗体を評価する準備を整えた。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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