研究課題/領域番号 |
19K10599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
萩谷 英大 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (30718531)
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研究分担者 |
濱口 重人 大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教(常勤) (20735360)
朝野 和典 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40202204)
明田 幸宏 大阪大学, 微生物病研究所, 招へい教授 (60444527)
菅原 庸 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 室長 (70452464)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 薬剤耐性 / カルバペネム耐性腸内細菌科細菌 / スクリーニング / 感染制御 / 薬剤耐性菌 / カルバペネム / ミャンマー / 渡航者 / ゲノム解析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は昨今民主化が進み東南アジアのラストフロンティアとして世界中の注目を浴びるミャンマー連邦共和国において、CPE(カルバペネム耐性腸内細菌科細菌)の疫学調査を行うものである。これまでに、医療環境内のみならず、上下水道などのインフラ・市場で売買される食品・健常者からも一定割合でblaNDM型CPEが検出される状況が明らかとなっている。本研究は、ミャンマーにおけるCPE拡散状況を全ゲノム解析的アプローチで解明し、世界的なCPE蔓延への具体的対応策を模索することを目指すものである。さらに、貧困・難民問題に関連して薬剤耐性菌がどのように伝播・拡散しているのか、地政学的視点も踏まえて考察する。
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研究成果の概要 |
本研究では、ミャンマーにおいてヒト・家畜・環境より検出されたCPE株について、プラスミドを含めた全ゲノム解析を行うことで、その感染経路の軌跡を辿ることを目指した。しかし国内クーデターと新型コロナウイルスの世界的パンデミックにより、現地調査を断念せざるを得ず、軌道修正の結果、ミャンマーからのReady-to-Eat食品を対象にCPEのスクリーニング調査を実施することとした。合計138の食品サンプルを調査したがCREは検出されなかった。国際化が進む中、薬剤耐性菌対策は今後も国内外で考えていく必要があり、今後も調査を継続してその可能性を検討していく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、海外輸入食品が薬剤耐性菌の国内流入ルートになりうるという証拠を示すことはできなかった。しかし、サンプル数が少ないことからその可能性を否定できるものではない。コロナ禍が収束し国際化が再び進む中、薬剤耐性菌対策はこれまで以上に推進していく必要がある。本研究の方法論・アプローチ過程が今後の薬剤耐性菌スクリーニングの発展に寄与することが期待される。
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