研究課題/領域番号 |
19K10619
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 京都大学 (2020-2021) 滋賀医科大学 (2019) |
研究代表者 |
田中 佐智子 京都大学, 医学研究科, 特定教授 (50453824)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 薬剤疫学 / 臨床疫学 / 記述疫学 / 疫学 / 統計 / 妊娠 / 流産 |
研究開始時の研究の概要 |
抗リン脂質抗体症候群 (APS) は、自己抗体が直接的に血管内皮細胞や単球など血液細胞を障害・活性化することにより広汎・多彩な血栓症をきたす疾患である。APS患者に対しては、基礎研究や治療評価が行われているものの、一般集団におけるAPS患者の有病割合や血栓症発症などの長期予後を評価した疫学研究は世界的にも少ない。本課題では、大規模レセプトデータベースにおける妊娠記録のある女性約20万人を対象として、妊娠期にAPS診断を受けた女性の頻度・APS診断有無による静脈または動脈血栓症発症リスクの比較・血栓症発症に関連する予防因子の探索を行うことを目的とする。
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研究成果の概要 |
抗リン脂質抗体症候群 (APS) は、自己抗体に関連する障害・活性化により広汎・多彩な血栓症をきたす疾患である。APS患者に対しては、基礎研究や治療評価が行われているものの、一般集団におけるAPS患者の有病割合や血栓症発症などの長期予後を評価した疫学研究は少ない。本課題では、大規模レセプトデータベースを用いて、APS患者における血栓症治療の記述疫学研究を実施し、2019年アジア薬剤疫学会、2020年日本疫学会にて成果発表を行い、それらの内容をまとめて国際薬剤疫学の雑誌に投稿し掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
APS患者は希少疾患であり、一般集団におけるAPS患者の有病割合や血栓症発症などの長期予後を評価した疫学研究は少ない。本課題では大規模レセプトデータベースを用いて、APS患者における臨床疫学研究を実施を行い、実臨床への情報提供を行うことができたと考える。
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