研究課題/領域番号 |
19K10622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
土井原 博義 岡山大学, 大学病院, 教授 (20263569)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 身体活動性 / ライフスタイル / 運動プログラム / 乳癌 / 身体活動 / METs / QOL / ランダム化比較試験 / 乳がん |
研究開始時の研究の概要 |
乳がん初期治療後の肥満は、乳がんの再発および全死亡リスクを高める。一方、初期治療後の身体活動は治療に関連した症状を緩和し、QOLや認知機能を改善するのみならず、乳がん再発および全死亡リスクを低下させる。我々は、本邦の医療・社会環境に適した乳がん初期治療後の教育・運動介入プログラムの確立と有効性を検証するため、「乳がん初期治療後の生活習慣に関する教育・運動プログラムによる介入が,長期的な身体活動に及ぼす影響を検証するランダム化比較試験」を開始、今後3年間で本研究を完結し、乳がん初期治療後の教育・運動介入プログラムの有効性に関する科学的根拠を確立する。
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研究成果の概要 |
乳がん診断後の身体活動が高い女性では全死亡リスク・乳がん死亡リスクが減少し、身体活動を高く維持することが推奨される。乳がん初期治療後の運動介入プログラムが長期的身体活動に及ぼす影響を明らかにするためランダム化比較試験でコントロール群、教育群(最低1回の医療者による運動の重要性に関する対面講義と実践を伴う運動指導)、運動群(3回/週のスポーツジムへの4カ月間の通所)を比較した。342例の解析結果、12カ月時点の余暇の身体活動量が5METs/w以上の割合はコントロール群で53%、教育群で62%、運動群で54%であり有意差を認めなかったが教育群で高い傾向を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統計学的な有意差は認めなかったものの医療者による対面の生活・運動指導により長期的な身体活動が高まる可能性があり継続的な患者教育の重要性が示唆された。
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