研究課題/領域番号 |
19K10625
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
増田 昌人 琉球大学, 病院, 特命准教授 (30295323)
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研究分担者 |
東 尚弘 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策情報センター, 部長 (10402851)
井岡 亜希子 琉球大学, 医学部, 委託非常勤講師 (10504871)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | がん医療の質 / Quality Indicator / 大腸がん / フィードバック / 医療の質 / がん診療 / Quality indicator |
研究開始時の研究の概要 |
私たちは、がん診療の質指標(QI)を個々の診療録を一つ一つ確認する方法で、沖縄県のがん診療連携拠点病院全3施設でがん医療の質に差があることを明らかにした。 また、QIの測定結果を個々の臨床医および各医療機関にフィードバックすることによってその一部は改善が図れることを明らかにした。 本研究では、大腸がんの治療を行っている沖縄県内の全ての医療機関(17施設)で同様の研究を行い、一般病院からがん診療連携拠点病院までの多岐にわたる医療機関において、がん医療の質に差があるか、またQIの測定結果を個々の臨床医および各医療機関にフィードバックすることによって、がん医療の質の向上が図れるのかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
2009年から2020年にかけて、琉球大学病院において治療を行った大腸がん患者について、レセプトデータとDPCのEFファイルおよび院内がん登録データを利用して、12種類のQuality Indicator (QI)を測定した。毎年、琉球大学病院院内がん登録委員会において、担当医を対象に、結果のフィードバックを行った。 大腸がんのQIの測定結果に加えて、胃がんのQI(16項目)、肺がんのQI(16項目)、子宮頸がんのQI(11項目)、継続QI(7項目)の結果を分析した報告書「Quality Indicatorを用いた琉球大学病院のがん医療の質の評価2009~2017」を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
欧米ではがん医療の質の評価を公的かつ組織的に行うことが一般的であるが、我が国ではほとんど行われていない。 私たちは、科学的根拠に基づいたがん診療の質指標(QI)を琉球大学病院において治療を行った大腸がん患者について、レセプトデータとDPCのEFファイルおよび院内がん登録データを利用して、12種類のQuality Indicator (QI)を測定した。また、QIの測定結果を個々の臨床医にフィードバックすることによってその一部は改善が図れることを明らかにした。
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