研究課題/領域番号 |
19K10633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
中村 信之 福岡大学, 医学部, 講師 (00389355)
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研究分担者 |
吉村 力 福岡大学, 医学部, 准教授 (20511885)
有馬 久富 福岡大学, 医学部, 教授 (20437784)
田中 正利 福岡大学, 医学部, 教授 (30171797)
羽賀 宣博 福岡大学, 医学部, 教授 (50586617)
前田 俊樹 福岡大学, 医学部, 講師 (50555555)
佐藤 敦 福岡大学, 医学部, 講師 (60816263)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 夜間頻尿 / 睡眠時無呼吸 / 一般住民 / 前立腺肥大症 / 過活動膀胱 / 睡眠時無呼吸症候群 / 国際前立腺症状スコア / 過活動膀胱症状質問票 / Watch PAT / PAT Apnea-Hypopnea Index / 心不全 / 糖尿病 / 膀胱炎 |
研究開始時の研究の概要 |
夜間頻尿の原因として、前立腺肥大症、過活動膀胱、膀胱炎、心不全、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS)などがある。しかし、国内の一般住民対象の夜間頻尿の原因を調査した疫学研究は存在しない。将来の日本の縮図である福岡県那珂川市において、IPSS(国際前立腺症状スコア)、QOL(満足度)スコア、OABSS(過活動膀胱症状質問票)による排尿症状、また尿検査、NT-proBNP などの採血に加えて、睡眠日誌、アクチウォッチ、Watch PATを使用して睡眠検診を実施し、夜間頻尿を解明することで夜間頻尿の治療の最適化、一般住民の健康寿命の延伸を目指す。
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研究成果の概要 |
一般住民の夜間頻尿の原因として、BPH, 過活動膀胱(OAB), 睡眠時無呼吸(SRBD)を同時に検討した疫学研究はない。今回、一般住民においてBPH, OAB, SRBDが夜間頻尿に及ぼす影響を包括的に検討した。対象は2019年3月~12月に同意を得た40歳以上の317名である。夜間頻尿は317名中228名(72.2%) に認められ、その内有意な関係はBPH(p<0.001 )、OAB(p=0.0011 )、65歳以上(p<0.001 )であり、SRBDには有意な関係はなかった。一般住民を対象とした本研究では夜間頻尿は泌尿器科疾患(BPH, OAB)の影響が強いと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
夜間頻尿の原因として、前立腺肥大症(BPH)過活動膀胱(OAB)、睡眠呼吸障害(SRBD)などの関与が報告されているが、一般住民でBPH,OAB, SRBDを同時に検討した疫学研究はない。本研究では福岡県の都市近郊部の一般住民を対象に、睡眠呼吸障害, BPH, OAB, 年齢, 高血圧を(個別の疾患毎ではなく)包括的に検討した。またWatch PATを使用した疫学研究は世界的にない。本検討にて、睡眠呼吸障害と高血圧は夜間頻尿に関連している可能性は示唆されたが統計学的な有意差は認められなかった。一般住民を対象とした本研究では夜間頻尿は泌尿器科疾患(BPH, OAB)の影響が強いと考えられた。
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